「実験工房の偉業」というタイトルのコンサートへ行った。
実験工房というのは、美術家と音楽家を中心としたメンバーからなる総合芸術グループのことで、1951年から57年くらいまで存在したらしい。
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その結成メンバーであり、武満徹さんと現代音楽を作っていた湯浅譲二の「ドメイン」が今回のメインの演目だという。なんでもこの曲は、フルート奏者、小泉浩氏のためにかかれた作品らしいのだ。
超絶技巧過ぎて、技能がないと披露ができないようなすごい曲だった。
その他には、近代フランス音楽の作曲家Andre Jolivet "5 Incantations(五つの呪文)"からの抜粋、イタリアの作曲家Bruno Maderna の「甘い夢Honeyreves」(タイトルがフランス語と英語の組み合わせなのか!)、そして2020年に作曲されたという、Beat Furrerの「Melodie」。
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超絶技巧が必要だということはよくわかったのだが、まだどのように楽しむのがいいのか、私自身が理解していない気がする。あと、どうやって曲として捉えればいいのか、音楽に規則性(定期的にサビがくる曲など)を求める私にはまだわかりかねている。かっこいいな、と思うけど脳内で再現ができない音に戸惑っている感じかな。引き続き、機会を見つけてライブなどに行ってみようと思う。