大好きなディロッタ ス クバ Dirotta su Cuba(DSC)が9月に新アルバムをリリース予定!

Rossano Gentiliロッサーノ・ジェンティリとStefano De Donatoステファノ・デ・ドナートのユニットにボーカリスト、Simona Benciniシモーナ・ベンチニを加えたことで95年に大ヒットしたユニット、ディロッタ・ス・クバDirotta su Cuba。(キューバの海賊、みたいな意味合いなのだろうか。イタリア語はわからないので何ともいえないが…)。
たまたまフランスにいたせいか、当時ハマりにハマってしまい、以来ずっとその動向を追ってきた。"E andata così"に勝る楽曲はないと思っていたが、"L'iguana"という曲も良かったりして、「彼らの音楽にハズレなし」と確信を持ったのだが、それにしても新曲が出ない。もう過去の栄光に浸るしかないか…と思っていた矢先、耳よりの情報を入手した。

なんと、9月23日にブルーノートイタリア(ミラノ)から "The Studio Sessions - Vol.1"というアルバムを出すというではないか! 収録曲は過去の楽曲9曲に新曲3曲で、マリオ・ビオンディMario Biondiやファブリツィオ・ボッソFabrizio Bossoも参加するとか。こんな有名ミュージシャンと共演したら、もう、人気沸騰間違いなしじゃないかなぁ? 

シングルカットされた1曲"Sei tutto quello che non ho"には、ヒップホップのシンガーらしいMax Mbassadòという人も共演している。


DSCなんて略称も付けちゃっているみたいだし、夏のツアーの様子も動画でアップされている。

こんなに新アルバムのリリースが楽しみなアーティストは久々。すっかりテンションが上がってしまった。これは絶対に買おう。

ワルシャワで開催のオープンエア・ジャズ・フェスティバルFestiwal Jazz na Starówceにビレリ・ラグレーン登場。

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ポーランドの首都ワルシャワ。こちらで7月および8月の毎週土曜日に開催される国際ジャズフェスがある。"22 Międzynarodowy Plenerowy Festiwal Jazz Na Starówce"...とポーランド語だとまったく意味がわからないが、国際オープンエアジャズフェスティバル、ということらしい。20年以上も開催していく上で観客動員数50万人(!)というから、いかに規模が大きいかが想像できる。

地元ポーランドはもちろん、グローバルで活躍するミュージシャンも出演する。今年は、ステファノ・ボッラーニStefano Bollaniやウルフ・ワケニウスUlf Wakenius、ヘルゲ・リエンHelge Lienのトリオなど…そして、忘れちゃいけないのが、マヌーシュ・ジャズファンなら絶対知っているギタリスト、ビレリ・ラグレーンBireli Lagreneの参加だろう。最近は必ずしもマヌーシュ・ジャズの演奏とも限らないのだが、今回の出演は、リズムギターにホノ・ウィンテルステインHono Winterstein、ベースにウィリアム・ブルナールWilliam Brunnardを迎えた、Gypsy Jazz Trio編成になっていた。

演奏中のビレリが楽しそうなのは気のせいか。やはりこの人にはジプシージャズ、マヌーシュジャズの分野で活躍してほしいものだなぁ…。