福井県勝山市の春を呼ぶお祭りが「左義長祭り」なら、八戸地方に春を呼ぶのが「八戸えんぶり」だ。ガイドブックによれば、その名前は田んぼをならす「えぶり」「いぶり」という道具に由来するらしく、田んぼの神様を起こして田に魂をこめる儀式とされているらしい。
えんぶりはチームで動くものらしく、「えんぶり組」と呼ばれる。そのチームは、親方、太夫、舞子、お囃子などで構成されており、太夫という舞手が独特の踊りを踊るとか。その衣装はがっつりと柄の入った烏帽子が特徴的らしい。 全員が早いテンポで同じ踊りを踊る「どうさいえんぶり」とゆったりとした踊りをする「ながえんぶり」というのがあるらしい。プログラムにもどちらのタイプのえんぶりなのかちゃんと印がついているので、この2種類はえんぶりを楽しむ上で重要なことなのかもしれない。ちなみにこちらがPR動画だ。
祝福芸というのも同時に舞われるらしい。例えば「松の舞」のようなものを指すらしい。これは、神楽とはちょっと違うのだろうか。音がかっこいい。
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毎年2/17-20という開催日は決まっており、この間は着付け体験、
えんぶり公演も毎日やっている様子だ。初日は早朝から「長者山新羅神社」というところでイベントが始まるようなので、もし行くんだったら前日に入ってみるしかないなあ。