Jazz Manouche
1994年生まれのSinti系ヴァイオリニスト、ドイツのアウグスブルク出身のサンドロ・ロイSandro Roy。幅広いジャンルを若くして学んだというその才能を武器に、ファーストアルバム"Where I Come From"では、Marcel Löfflerと共演してマヌーシュ・ジャズを演奏…
Maisons-Laffitte Jazz Festivalは、パリ郊外にあるメゾン・ラフィットで街を挙げて行われるジャズフェスだ。2022年で18回目の開催となるフェスなのだが、コロナ中はオンライン開催を強いられたり、2021年は例年より海外からのアーティスト招聘に制限があっ…
オランダでギタリストが愛読するであろう雑誌"Gitarist"。"StageCoach Sessions" は、この雑誌Gitarist傘下で オランダ人ギタリストでギター講師歴も長いMatthieu Brandtが主導する プロジェクトらしいのだが、こちらになんと、あのモーゼス・ローゼンバーグ…
1991年以来、イタリアのモンテロドゥーニMonteroduniという町の中世のお城で行われる、エディ・ラング・ジャズ・フェスティバルEddie Lang Jazz Festival。アメリカのフィラデルフィア出身で、フェスの名前にもなっているエディ・ラングは、かつてリズム楽器…
ドイツのアウグスブルクで毎年開催される音楽フェス、"International Django Reinhardt Festival Augsburg"は、その名のとおりジャンゴ・ラインハルトによって作られ広められたジプシージャズ/マヌーシュ・ジャズの祭典だ。かつては「Django Reinhardt Memor…
ドイツのシュトゥットガルトStuttgartにあるジャズクラブKisteが主催するイベント"Jazz Franco-Allemend"のことを知った。シュトゥットガルトは自らを「ジャズの街 "Jazzstadt Stuttgart"」と称しており、積極的にジャズ関連のイベントを開催している。今回…
パリから20キロほどの近郊にあるコンフラン=サントノリーヌConflans-Sainte-Honorine(イヴリーヌ県)で行われているジャズフェスを見つけた。きいたことない街だと思ったが、この街の名前とともに検索されている単語をみて思い当たった。週刊紙「シャルリ…
2021年は、ジャンゴ・ラインハルトの孫、David Reinhardtが率いるDavid Reinhardt Trio結成から20年の節目だった。結成時のメンバーはDavid以外にノエ・ラインハルトNoé Reinhardtとサミー・ドーサSamy Daussatという実力派グループだったが、今やDavidは教…
我らがビレリ・ラグレーンBiréli Lagrèneが、2022年5月6日にニューアルバムをリリースするらしい。タイトルは"Solo Suites"。なんでもビレリがスタジオレコーディングによるソロアルバムを出すのは初らしい。すでにビッグバンドでの競演も経験済みだし、ビレ…
2021年7月に北ドイツの都市ヒルデスハイムHildesheimで行われた"Hildesheim Guitar Festival Django Reinhardt"。この街はドイツで最古かつ最大のジプシー/シンティのコミュニティがあることから、「シンティの文化的首都Cultural Capital of the Sinti」と…
2021年1月17日に、オランダのユトレヒトにある現代音楽用の劇場施設TivoliVredenburgで行われたバーチャルライブのストリーミング映像を見つけてしまった。メンバーをみるだけで、涎が出るようなメンバーだ。ところで、グループの名前に「Rosenberg」の文字…
本日1月23日はジャンゴ・ラインハルトの生誕記念日だ。1,2,3という具合に数字が並んでいて日にちが覚えやすいこともあり、この日にたまたま気がつくと、我が家のライブラリからマヌーシュ・ジャズを聴いてみようという気分になる。でも今日はいい動画を見つ…
昨年はビレリ・ラグレーンBiréli Lagrèneの音楽活動40周年だったらしい..というわけで、地元フランスのテレビ局が特集をしていた。ここでビレリが話している言葉は、たぶんフランスの地域語の一つであるアルザス語だ。私にはドイツ語がわからないので100%の…
マヌーシュ・ジャズを聴きながらクリスマスを過ごしたい人もいるだろう...というわけで、ここに情報をまとめておこうと思う。こちらは、Minor Swingのメロディにのって歌う"C'est le jour de Noel."(今日はクリスマス)。 asquita.hatenablog.jp"Let It Sno…
サモワ-シュール-....という単語を見たら、その後にはなんという単語がくるだろうか。 はじめて "Samois sur Suisse"という字面をみた時から、これは絶対にマヌーシュ・ジャズ・フェスティバルだろうという感覚があった。なぜなら、"Samois sur..."ときたら…
先日、京都に行った際、伊勢丹のあまりの混雑度合いに辟易したので、買い物を諦めてこちらの美術館を訪れた。この巡回展は、2018年末よりパリで開催されていた展覧会の内容を再構成したものだとか。今年のはじめ、Bunkamuraでも行われていた内容だが、そちら…
Festival Guitare&vigneというイベントを発見した。「ギターと葡萄」って何故なのか。調べてみるとこのフェス、開催場所がフランス、ロワール地方のBourgueilブルグイユというところなのだが、この場所がまさに、有名なワイン生産地のひとつらしいのだ。しか…
フランスという国には数多くのジャズフェスが存在する。代表的なものでいえば、毎年20万人ほどの聴衆が集まる"Jazz in Marciac"とか"Jazz a Vienne"あたりは超メジャーだが、その他にも"Nice Jazz Festival"や "Jazz sous les pommiers"なんかも有名だろう。…
サムソン・シュミットの動画を見つけた。ライブ実施場所になっている"Cabaret Chez Emilie"があるらしいNil-Saint-Vincentってどこだ...と思っても検索に出てこない。Nil-Saint-Vincent-Saint-Martin(ニル=サン=ヴァンサン=サン=マルタン)ってずいぶん…
ヨショ・ステファンJocho Stephanは、ドイツのオランダ国境にほど近いエリア、ノルトライン=ヴェストファーレン州のメンヒェングラートバッハ生まれのギタリストだ。とくにマヌーシュ系の血筋ではないときくが、父親の手ほどきを受け、今やマヌーシュ・ジャ…
フランスはサントル地域圏にあるイスーダンというところで1989年から毎年行われているギタージャズフェスティバルに、Festival Guitare Issoudunというのがある。開催時期は毎年10月末から11月あたりの3日間で、元々はアコースティックギターの出演者が中心…
イングランド北西部の町、プレストンで行われているジャズフェスがある。「プレストンジャズ&インプロビゼーションフェスティバル(Preston Jazz & Improvisation Festival (PJ&IF)」という、セントラルランカシャー大学が英国芸術評議会はじめ、多方面から支…
Paris Jazz SessionsとTSF Jazzが行ったストリーミングライブに、ギタリストのロマン・ヴュイルマンRomain Vuillemin率いるカルテットが出ていた。メンバーは、ロマンの他にアントニン・トリ・ホンAntonin Tri Hoang(Alto Sax)、ジュリアン・カティオJulien …
LDC Studioというのは、フランス、パリのモントルイユ (Montreuil)にあるレコーディングスタジオだ。2007年のオープン以降、有名なアルバムの録音にも多く使われているらしい。なぜかマヌーシュ・ジャズ界隈のミュージシャンが活躍しているようにみえるの…
2012年以来イタリアのトリノで毎年春に開催されているジャズフェス、Torino Jazz Festival トリノ・ジャズ・フェスティバル。昨年は、コロナの影響で延期になるなど開催に苦労した痕跡がみえるのだが、今年は6月19日〜27日に無事開催されたようだ。 歴史は浅…
2013年にガルテンハイム不動産協会"Wohnungsgenossenschaft Gartenheim"とジャズクラブ・ハノーバーがマヌーシュ・ジャズギタリスト、ヨショ・ステファンJoscho Stephanと立ち上げた、マヌーシュ・ジャズを楽しむプロジェクト"SwinGH"は、ハノーバーのズード…
フランス、パリ出身のギタリスト、ステファン・レンベルStephane Wrembelが、現在活動するニューヨークで毎年開催していた音楽フェス、「Django a Go Go」。2003年から10年以上続くこのフェスだが、今年2021年6月には無事開催できたようだ。こちらは、主催者…
ドイツのアウグスブルクで毎年開催される、ジャンゴ・ラインハルトフェス、"nternationales Django Reinhardt Festival Augsburg"。昨年は中止となったが、今年は6月4日〜6日の3日間、"Parktheater Göggingen/Augsburg"という地元の劇場を使って無事開催され…
Amélie-les-crayonsアメリ-レ-クラヨンは、フランス、リヨン近くのVienne生まれのシンガソングライターだ。 2017年に自身のアルバム"Mille Ponts"に収録されている楽曲"Le bal des vivants"のアレンジで相談したことをきっかけに、レ・ドワ・ドゥ・ロムLes D…
相変わらずコロナ の勢いが収まらないなか、アーティストは演奏機会が極端に少なくなっている状況が続いている現在。オランダでも例外ではなく、ライブ会場や劇場はコロナ対策のためにクローズされているという。そこで開始されたのが、Actieplan Cultuur (…