イル・ド・フランス国立管弦楽団とBireli Lagrèneの共演! Maisons-Laffitte Jazz Festival 2021

Maisons-Laffitte Jazz Festivalは、パリ郊外にあるメゾン・ラフィットで街を挙げて行われるジャズフェスだ。2022年で18回目の開催となるフェスなのだが、コロナ中はオンライン開催を強いられたり、2021年は例年より海外からのアーティスト招聘に制限があったりしながらも、継続してきた。2022年は、米国からブルース歌手Toni Greenを招聘、フランスジャズ界の有名アーティスト、Michel Portal & Roberto NegroやFrancois Moutin and Louis Moutin (ムタン兄弟)、そしてマヌーシュ・ジャズ好きだったらAurore Voilqué Trio Feat Angelo Debarreのような大物が出ていたようだ。

さて、私の興奮の理由はというと、このフェスで2021年に行われた、 ビレリ・ラグレーンBireli Lagrèneのトリオとイル・ド・フランス国立管弦楽団Orchestre National d'Île-de-Franceの共演の様子が、Maisons-Laffitte Jazz Festivalのオフィシャルチャンネルから公開されたから。デビュー以来神童ともてはやされ、すでに色々なジャンルで観客を魅了し、ビッグバンドとの共演アルバムなどもあるので驚くことではないと思うけれども、やはりオーケストラとの共演はそれだけで壮大だし、オフィシャル映像でライブの様子が見られるのは嬉しいものだ。
トリオのメンバーは、ドラムにアンドレ・チェッカレリAndré Ceccarelli、ベースにディエゴ・アンベールDiego Imbert という鉄板メンバー。そして、本フェスのディレクションも担当するモンペリエ出身のギタリストかつ作曲家、サミュエル・ストゥルクSamuel Stroukとともにオーケストラの曲を作曲したようだ。
www.youtube.com

21分あたりから、ビレリ・ラグレーントリオだけの演奏がいくつか続くが、ジャズトリオでアレンジされた名曲"Place du Tertre" がまたいいね。ぐっとくる。