Jazz

TOKU with friendsにまさかのGiovanni Mirabassiが参加!? NIHONBASHI PUBLIC JAZZ 2023@コレド室町テラス

日本橋にて初のジャズイベント、NIHONBASHI PUBLIC JAZZ 2023に行ってきた。出演者リストで名前を知っていたのは、サックスの馬場智章氏(映画「Blue Giant」でサックス演奏をしていた)とTOKUさんくらいなのだが、TOKU with friendsの中にGiovanni Mirabass…

The Amity Duet 小曽根真&アヴィシャイ・コーエン@紀尾井ホール

小曽根真もAvishai Cohenアヴィシャイ。コーエンもジャズの世界でのキャリアは随分長いと思うが、そういえばこの組み合わせはまだ見たことがなかった! というわけで、今日はこちらのライブに伺った。小曽根さんのことを知ったのは、「Dear Oscar」と言うア…

[Seoul 2023]新宿PIT INNの雰囲気! ソウルの仁寺洞でジャズクラブを見つける

私は旅に行く旅に現地のジャズクラブを訪問するようにしている。たまに「え、まったくジャズじゃない音楽やっているじゃん」ということも多々あるけれども、生演奏って楽しいからそれはよしとする。今回も、チャンスがあればどこかに行こうと思って下調べは…

JOEY ALEXANDER@Blue Note Tokyo (June 1, 2nd)

2015年頃に「Giant Steps」のアレンジを見てからずっと、Joey Alexanderのことを気にかけていた。2018年には偶然サンフランシスコにいた時にライブがあることを知り、観に行った会場で初めてご本人を見かけた記憶がある。 asquita.hatenablog.jpあれから5年…

Giovanni Mirabassi ピアノ・ソロライブ@Blue Note Tokyo

ジョバンニ・ミラバッシのピアノ・ソロ公演に行ってきた。1stセットはすべてスタンダード、そして2ndはFavorite Originalsということで、オリジナル中心のラインナップ。 youtu.be 今回は、友人と共に2ndに行ってきた。確かに、ほぼほぼオリジナル曲。Miraba…

ジャズ愛を感じるアツい映画「BLUE GIANT」こそ劇場で観るべし

www.youtube.com ジャズに魅せられた仙台の高校生、宮本大が、東京に出てきて日本一のサックスプレイヤーを目指す物語。原作は映画で、もう少し丁寧にジャズの出会いや上京決断までの部分も描かれているようだが、映画版では、大が東京に出てピアニストの沢…

インドネシア出身の神童ジャズピアニストも18歳! 西部ドイツ放送WDRのライブ番組に登場

インドネシア、バリ島出身のピアニスト、ジョーイ・アレクサンダーJoey Alexanderのことが気になり出したのは、今から7年前、彼が11歳の頃だった。6歳の時独学でピアノを始め、ウィントン・マルサリスやハービー・ハンコックに8歳でその才能を見出され、かな…

ドナルド・バードDonald Byrdのハードバップじゃない音に出会ってしまった話。

ドナルド・バードDonald Byrdといえば、ハードバップ系のトランペッターだと信じて疑わなかった。ジャズ喫茶店やらで紹介されるBlue Note 系のアルバムはもちろん... www.youtube.com私が愛聴していたアルバム、"Mustang"、や"Slow Drag"も、ハードバップじ…

ジャズ映画って何があるんだっけ!?

雑誌を読みながら考えた。「ジャズ映画」って何だっけ。私がすぐに思い浮かぶのは二つ。 ●真夏の夜のジャズ ニューポートジャズのドキュメンタリー。 www.youtube.com●死刑台のエレベーター マイルスのトランペットが頭から離れないサスペンス映画 www.youtu…

Toninho Hortaの"Aquelas Coisas Todas"作曲のきっかけになった映画を発見

Toninho Hortaの名曲、"Aquelas Coisas Todas"は、Luiz Alberto Sartoriルイス・アルベルト・サルトリ監督のドキュメンタリー映画"Dona Olímpia de Ouro Preto"のために書かれた4曲のうちの1曲だ。コロナのなか、ある映画館がこのドキュメンタリーをオンライ…

フランスのスタジオが放つライブ映像「Studio LDC Jazz Live」。マヌーシュ・ジャズ好き必見。

LDC Studioというのは、フランス、パリのモントルイユ (Montreuil)にあるレコーディングスタジオだ。2007年のオープン以降、有名なアルバムの録音にも多く使われているらしい。なぜかマヌーシュ・ジャズ界隈のミュージシャンが活躍しているようにみえるの…

TORINO JAZZ Festival 2021のビレリ・ラグレーンはあのビッグバンドで登場

2012年以来イタリアのトリノで毎年春に開催されているジャズフェス、Torino Jazz Festival トリノ・ジャズ・フェスティバル。昨年は、コロナの影響で延期になるなど開催に苦労した痕跡がみえるのだが、今年は6月19日〜27日に無事開催されたようだ。 歴史は浅…

マヌーシュ・ジャズのスタンダード"Manoir de Mes Reves"と"Django's castle"は同じ曲なんだ!

今日、あるジャズ喫茶に行ったところ、こちらのアルバムが流れていた。Phil Woodsの"Live from the Showboat"。1977年の第20回グラミー賞で最優秀ジャズ・グループを受賞した名作だ。 このアルバムに、自分には耳あたりのよい、よく知っている(けど咄嗟に曲…

フランスの片田舎にあるジャズクラブ、Colonie d'Onans 。数多のマヌーシュ・ジャズグループも出演!

"Colonie d'Onans(コロニー・ドナン)"。初めて名前を見たときは、Onansオナンという地名が皆目検討がつかないという感じだったが、ブザンソンと同じDoubs県にある村とわかり、思い出した。私は遥か昔にブザンソンにも暮らしたことがあるのだが、たしかオナ…

マヌーシュ・ジャズ以外のアーティストも! ギタリストに愛される名曲 "Isn't She Lovely"

スティービー・ワンダーの名曲、"Isn't She Lovely"。初めてギターでの演奏を聴いたのは、ジミー・ローゼンバーグJimmy Rosenberg コンピレーションアルバム"Swinging with Jimmy"だった。Jon Larsenプロデュースによるアルバムだったので、てっきりJon Lars…

まだ活躍していている幸せ。Kirk FranklinのゴスペルをTiny Desk (Home) Concertで!

90年代だろうか、ニューヨークのハーレムでゴスペルをきいて、すごく感動をした私。その後、今でも大好きな映画「SISTER ACT 2」の劇中に出てくるゴスペルを気に入って聴きまくったことを経て、20年以上前となる1998年に出た、カーク・フランクリンKirk Fran…

あのBabik Reinhardtも出演経験あり。フランスのジャズクラブが主宰するジャズフェスは、今年で60周年。

Saint-Leu-la-Foret(サン=ルー=ラ=フォレ)は、フランスのヴァルドワーズ県にある街だ。La foret...森という名前がついているだけあって近くには「モンモレンシーMont Morencyの森」もある、パリから北西に向かって20キロほど離れたこの街には、実は「Ja…

Tom Mischの曲が頭から離れない

英国出身の歌手、トム・ミッシュTom Mischの曲を一度聴き出したら、どうも頭から離れてくれない。すでに2018年にはデビューアルバムを出しているし、2019年5月には単独公演のために来日し、チケットはソールドアウトだったとか。オープングアクトがSIRUPとは…

民謡クルセイダーズ=MINYO CRUSADERSが出演の "Tiny Desk Meets globalFEST"がカッコ良すぎる

アメリカの公共ラジオ放送 NPR(National Public Radio)の"Tiny Desk Concert"に、民謡クルセイダーズが出ているのを発見した。毎年ニューヨークで開催されているイベント globalFESTとNPRがコラボして、4つのインターナショナルバンドが登場するバーチャル…

マヌーシュ・ジャズファンにも愉しい恒例のフェス”Maisons-Laffite Jazz Festival 2020”は、オンラインで。

フランス、イル・ド・フランス地域圏のコミューンであるメゾン=ラフィットMaisons-Laffitte で、毎年行われているジャズ フェスティバル「Maisons-Laffitte Jazz Festival」。16回目となる今年はコロナの影響で開催が危ぶまれていたようだが、ギタリストで…

ひとりぼっちのTOKU vol. 11 「春はすぐそこ」@近江楽堂

本来3月に開催されるはずだったライブが延期に延期を重ねて、9月3日にとうとう本開催となった。もう11回もやっている本ライブは、フリューゲルホルン奏者のTOKUが一人でステージを完結するというものだ。会場は、初台オペラシティにある「近江学堂」という、…

TSF Jazzのオンラインジャズフェスティバル、"Festival Studio Grands Boulevards"

フランスはパリに拠点を置くジャズラジオ局、TSF Jazz。ポッドキャストでも複数のチャンネルを持ち、パリにある色々なジャズクラブで行われるライブを中継してくれたり、自社スタジオでのライブをストリーミングしてくれたりするので、いつも贔屓にしている…

延期となった"Django a Go Go 2020"…代わりに楽しめる過去のライブ動画にテンションアップ

ステファン・レンベルStephane Wrembelは、パリ出身、ニューヨークを拠点にするフランス人ギタリストだ。ウディ・アレンの"Midnight in Paris"の音楽を作った人、といえば、ピンとくる人もいるかもしれない。 ステファンがニューヨークで「Django a Go Go」…

ギタリストJoe PassとDjango Reinhardt、不思議な共通点

5月16日は、Django Reinhardtが亡くなった日だ。ミュージシャンがトリビュート演奏でもしてないかな…と思って軽く探してみたら、スウェーデンのギタリスト、ウルフ・ワケニウス Ulf Wakenius が"Tribute to Django Reinhardt and Joe Pass"というタイトルで…

ラインハルト家の末裔Levisは、ヒップホップシンガーとのデュオを結成

ジャンゴ・ラインハルトのひ孫、Levis Reinhardt(レヴィ・ラインハルト)。若くして当然の如く注目され、サモワのジャンゴフェスをはじめ、多くの出演機会を得ていたが、その後目立ったシーンでの活躍を見かけなくなっていた。最近どうしているのかと思った…

International Jazz Day (国際ジャズデイ2020)、UNESCO版

ちょうど2013年、International Jazz DayのGolden Weekにフランスのパリに遊びに行っていた関係で、現地でライブを見まくっていた。当時のジャズデイは、どの町中のジャズクラブでも有名ミュージシャンが次から次へと無料ライブをしていた。事前登録をしてあ…

マヌーシュ・ジャズのスタンダードにしてジャンゴの名曲"Manoir de mes rêves"、Hugo Lippiのユニークアレンジ

ユーゴ・リッピHugo Lippiは、英国ポーツマス生まれ、17歳でプロのギタリストとしての活動を開始し、1998年以降現在までフランスを中心に活躍している。プロフィールに書かれている共演者をみると Stéphane Belmondo, Marcel Azzolaなど、また出演しているフ…

なぜか涙が出る選曲…連日、小曽根真のピアノを堪能できる贅沢

コロナ禍による諸々の影響があるなか、色々なジャンルのアーティストが自宅で音楽を演奏して積極的に配信している。それにまたまた色々な人が重ねてコラボレーションすると、星野源さんの「うちで踊ろう」のようなことになり、それはそれで楽しいなと思う。…

イスラエル出身ギタリスト、Yotam Silberstein の"McDavid"にキュンと来る

Yotam Silberstainヨタム・シルヴァースタインは、イスラエルのテルアビブ出身のギタリストだ。2003年にFresh Sound New Talentでデビューしたのだが、そのデビュー作品は、一曲目に入っていたヨタムのオリジナル曲"Perugia"に惚れて、かなり繰り返し聴いたア…

インドネシア、バリ島出身ジャズピアニストJoey Alexander、とうとうあのVerveレーベルからデビュー!

Joey Alexander ジョーイ・アレクサンダーが好きだ。なんだか彼がアレンジする曲は、スタンダードもオリジナルも優しい気持ちにさせてくれるから。 私のジョーイ偏愛歴はちょっと記録してあるのでこちらでみていただくとして。 asquita.hatenablog.jp2020年2…