2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

美術の解剖学講義(森村泰昌、著)

美術の解剖学講義 (ちくま学芸文庫)作者: 森村泰昌出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/02メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (17件) を見る この本は、本物とは何か、いいアートとは何なのか…そんな初歩的な疑問を通じて、美術…

戦後フランス映画ポスターの世界@京橋 国立近代美術館フィルムセンター

映画ポスターというか、ポスター絵が全般的に好きだ。サビニャックの絵をはじめ、かわいくイラスト化されたり、色合いがきれいなものをみるのが好きなんだな、きっと。というわけで、映画のポスター展をみた。以前、ソビエト映画ポスター展もみにきたことあ…

トークセッション〜千田善氏を迎えて〜「ボスニア・ヘルツェゴビナ(BIH)とサッカー」

イビツァ・オシム前サッカー日本代表監督の元専任通訳としても活躍された、千田善氏を迎えてのイベントに行った。かつて訪問した国が今どうなっているか知りたい…という軽い気持ちからの参加だったため、講演タイトルもあまり観ていなかったのだけれど、たぶ…

麺屋武蔵 虎洞@吉祥寺

麺屋武蔵 虎洞ジャンル:ラーメン住所: 武蔵野市吉祥寺本町1-1-7このお店を含むブログを見る | (写真提供:☆ふうちゃん☆)久々にここにやってきたけれど、タイミング良くすんなり入店できた。味玉らーめんの醤油をオーダーした。並・中・大盛が同じ値段で得…

Max Ionata +石田衛(p), 川村竜(b), 加納樹麻(ds)@御茶ノ水NARU

イタリア出身サックス奏者Max Ionata来日中につき、御茶ノ水Naruのライブ最終日に行ってきた。プロフィール、来日中スケジュール、ディスコグラフィー、その他もろもろの情報については、オフィシャルサイトに書いてある。 http://alborejazz.blog126.fc2.co…

今ベールを脱ぐ ジェントルマンの極意(著、寛仁親王)

今ベールを脱ぐ ジェントルマンの極意作者: 寛仁親王出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/03/08メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 73回この商品を含むブログ (6件) を見る ヒゲの殿下で親しまれている、寛仁親王殿下によるオシャレ指南本。「本物とは何…

生きるために必要なこと(Ce qu'il faut pour vivre)

http://www.cequilfautpourvivre-lefilm.com/ 2008年 カナダ 監督:ブノワ・ピロン(Benoit Pilon)舞台は1950年代。カナダのバフィン島にすむイヌイットのティービーが健康診断で結核が判明、家族から引き離されて、ケベックのサナトリウムに収容される。見た…

ポスト・クリョーヒン・スタディーズ 〜ロシア・フリーミュージックの最前線〜

岡島豊樹さんから、ロシア・ジャズイベントをご案内いただいた。渋谷のアップリンクファクトリーで何度か実施していたイベントの続編になるのかな。かの渋谷イベントも大盛況だったときいている。今回も、新潟大学教授のロシア文化研究者で、現代ジャズ文化…

RIPPY from Will Bonnes "Subtle Fire"

http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ100206-04 Will Bonness (p)、 Steve Kirby (b)、 Terreon Gully (ds)ジャケットは大変よろしくないデザインだとは思うが、内容がすごくよくて、最近愛聴しているのが、このアルバムだ。カナダのピアニストWill Bonne…

落語をどう世界に伝えるか。

日経新聞を読んでいたら、上方落語家の桂小春団治氏が紹介されていた。なんでも、オペラにヒントを得て、日本語のまま字幕を付けて落語をやることを考案。今年2月には、NYの国連本部にて英語・フランス語・スペイン語・中国語の4カ国語の字幕付きスクリー…

東大寺の「修二会(しゅにえ)」

▼二月堂の欄干下から、奈良の街並みを見おろす musicircusのHさんからのご紹介で、幸運にも奈良は東大寺の修二会、いわゆる「お水取り」と呼ばれる行事に行った。752年より1度も途切れることなく行われてきた、日常犯している過ちを本堂の十一面観音の前で懺…

YouTubeに登録したお気に入り動画が、他人からみえている!?

私の音楽趣味は、浅くて広い。J-popに80's、ボリウッド音楽にマヌーシュ・ジャズ、ラオスやタイなどのポップスにジャズ、ボサノヴァなど。これらの音楽の最新情報をピックアップするのに、YouTubeは欠かせないツールになっている。気に入った曲や、好きなア…

アメリカと私(江藤淳)

アメリカと私 (講談社文芸文庫)作者: 江藤淳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (19件) を見る 当時の若手文芸評論家・江藤淳のプリンストン大学滞在記。ロックフェラー財団の奨学金によ…

歴史菓「糊こぼし」@萬々堂通則

関西に長く暮らす祖母のこだわりから、関西でしか入手できない品々は一通り目にした気がする。が、このお菓子は、初めて「お水取り」の時期に滞在した奈良で、今回初めて目にした。それが、この「糊(のり)こぼし」だ。 このお菓子のモチーフは、ただの椿と…

Kari Pippoはどう綴る?

本日の日本経済新聞の文化面に、フィンランドのデザイナー「カーリ・ピッポ」なる人の作品が紹介されていた。「地球の日」という、エコや自然を守る、というや思いを強く意識したようにみえる、それでいて押しつけがましくない、かわいらしいデザインの作品…

Nippon的iPhoneアプリで勝負したかったのに。

最近は、海外在住の人たちのiPhone所有率が大変高い。本体はともかく、アプリまでグローバルに似通っているのがつまらないので、私は敢えて和風のアプリをいくつか入れている。で、Non Japaneseに向けて、「ね、日本っぽいでしょ?」と自慢したいのだ。さて…

「吉野川」の歌詞が、乗せられない

"Awa Dama"という阿波踊りをやっている人のための雑誌を整理していたら、阿波踊りでよくつかわれる「吉野川」という笛の旋律に歌詞が付いたという記事があった。この旋律は、もともと東京の日本劇場で行われたイベントに出演した寺内タケシさんが披露したメ…

Sous son Nuage@千駄木Petticoat Lane

去年、文章の受け皿としてはじめたこのblog、別に無責任に何かを書き放っているつもりもないが、知り合いと行ったライブだとか、知っている人がいるようなライブのことは敢えて書かないようにしていたかもしれない。万が一、書いているのがコイツだと特定さ…

Ian Stevenson "Lost Heroes"

http://www.ianstevenson.co.uk/index.php ある友人との会話の中で、絵ハガキを集めたり書いたりするのが実は好き、という話をしたら、もののはずみで(というかニラミがきいて?)、入手した(というか奪ってしまった)のが、この絵ハガキ本だ。元持ち主に…

musicircus2009年に聴いた10枚

◆musicircus-2009年に聴いた10枚 http://homepage3.nifty.com/musicircus/main/2009_10/堀内宏公さんと多田雅範さんが主宰する音楽サイトmusicircusでは、サイト関係者が毎年その年にきいたり観たりしたCDやDVDを10枚を選んで掲載している。この10枚を選んで…

日の名残り(カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)作者: カズオイシグロ,Kazuo Ishiguro,土屋政雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/05メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 190回この商品を含むブログ (259件) を見る かつてのダーリントン卿の家だったダーリントンハウス…

ひるがお(東京駅店)

このラーメンやさんは、本店は世田谷だが、東京駅地下にラーメンエリアができる前には、新宿御苑にあり、よく行っていた。親子丼もおいしくて、友人とどんぶりをシェアして、良く食べていたっけ。かなり大好きなラーメン屋さんだったので、東京駅を通りがか…

ごぜ唄が聞こえる2010@東松原ブローダーハウス

2月28日(日)14時〜行われた、「最後の瞽女(ごぜ)」といわれる小林ハルさんの愛弟子で越後ごぜ唄伝承者、萱森直子氏、そして、萱森氏のお弟子さんである北村紋子氏の両氏によるイベントに行った。このイベントを知ったのは、たまに立ち寄る表参道の新潟物…