銀座でフランス郷土料理を。

先日、友人が気に入っているというフレンチに行ってきた。銀座で私でも手が届くようなフレンチといえば「オザミ」シリーズの「プティオザミ」や「オザミデヴァン」などが思い浮かんでいたが、今回のお店は東銀座寄りの裏通りにある「ビストロ・ヌガ」というところだ。ワインだけでなく食べ物も人気の店シノワの系列店らしい。

Webサイトによると、60種類を超えるフランス各地の郷土料理と毎日焼き上げる自家製パンが自慢とのことだが、いや、本当に美味しい。パンのみで満腹になれる美味しさ。そして本当になんでもある。エスカルゴはつぶ貝で代用されていたのだが、これも完璧な美味しさである。この周りに使われているソースでワインが進んでしまう。前菜だけでも楽しくて、もうメインまで行き着けなさそうだったが、どうにかブイヤベースだけをメインに注文してみた。コック・オ・ヴァン、シュークルート、ステーキフリット、グラタン・ドフィノワ、ブダン・ノワール、クスクスにカスレ...とまあ思い浮かぶフランス料理はだいたい注文できるのではないか。非常に満足感が高かった。

私には「イル・フロッタント(ウフ・ア・ラ・ネージュ)」=浮島、あるいは泡雪卵という大好きなデザートがあるのだが、もしかしてお願いしたらそれも作ってくれるかしら。これは、ぜひまた行かなければならない...という誓いとともに、このレストランを記録しておこうと思う。