フランスのスタジオが放つライブ映像「Studio LDC Jazz Live」。マヌーシュ・ジャズ好き必見。

LDC Studioというのは、フランス、パリのモントルイユ (Montreuil)にあるレコーディングスタジオだ。2007年のオープン以降、有名なアルバムの録音にも多く使われているらしい。なぜかマヌーシュ・ジャズ界隈のミュージシャンが活躍しているようにみえるのは私の気のせいか。オロレ・ヴォリケAurore Voilqué にトマ・デュトゥロンThomas Dutronc、Selmer #607周辺の方々(セバスチャン・ジニオSébastien Giniaux やアドリエン・モワニャールAdrien Moignard、アントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyerなど。
最近は、コロナ禍によりニーズがあるだろうリモートでのレコーディングやミキシングの機能も提供しているとか。
studio-ldc.com

さて、そのスタジオが、スタジオに縁あるミュージシャンたちを招いて、昨年6月26日にライブストリーミングを行った。そして、そのダイジェストが今年4月に公開された。まずはざっとメンバーをみてほしい。
Antoine Boyer Quartet, Sebastien Ginaux "Django 53", Aurore Voilqué + Angelo Debarre, Adrien Moignard Trio+Paloma PRADAL...

「あなた、マヌーシュ・ジャズ系の出演者だけ紹介したでしょう」と言われたら、申し開きはできない。だって好きなんだもの仕方ない。でも、これはなかなかのラインナップだと思いませんか?

ちなみに、投稿者のコメントに「Luther Vandross @ 6:32:46」とあるので、なんだか経路が違うアーティストのライブが混じっているなぁと思っていたら、Adrien Moignard TrioがOleoの演奏の中にLuther Vandross の“Never Too Much”が入っていた。なにこれ最高。そして、フラメンコ歌手のPaloma PRADALが、アドリエンのギターに合わせて歌うのは、A.C. ジョビンの「Luiza」だ。ひたすら感激が続くライブストリーム、豪華メンツの6時間分のライブがまだ200くらいしか観られていないなんて勿体なさすぎる! これは必見です。