先日、こちらでも紹介したヴァイオリニスト、オロレ・ヴォワルケAurore Voilqué。asquita.hatenablog.jp
フランスの通信社APFによると、Covid-19の感染拡大を防ぐためにフランスで自宅隔離が始まってから50日が経過した5月初旬、オロレは自宅のあるパリ北部郊外Mandres-les-Rosesで、マヌーシュ・ジャズのコンサートを行ったとか。
「ご近所さんはその音色に拍手喝采」みたいなローカルのほのぼのニュースとして紹介されているが、窓枠の垂れ幕でもわかるように、ここでのオロレの主張は「Culture en Danger(文化が危機に瀕している)」。5月の当初、コンサート等もすべてキャンセルとなった音楽家たちは、本気で文化が消えゆくことを心配してこうした窓際ライブを開催したことが伺える。
自宅隔離が終わった今、オロレは、(オフィシャルサイトのライブ予定の更新はないものの)、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、ヴァール県で行われるジャズフェス、 Festival international de Musique Gloriaに出演するなど、仕事を再開している様子が伺える。昔のようにライブ機会がある世の中はまだ先のことになるとは思うが…。
ところで、「マヌーシュ・ジャズ」とはいうが、彼女の演奏している曲はスタンダード曲だろうか。何の曲かはわかりませんでした。