ドナルド・バードDonald Byrdといえば、ハードバップ系のトランペッターだと信じて疑わなかった。ジャズ喫茶店やらで紹介されるBlue Note 系のアルバムはもちろん...
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私が愛聴していたアルバム、"Mustang"、や"Slow Drag"も、ハードバップじゃないか。
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そもそも、 アート・ブレイキーArt BlakeyのJazz Messengersに加入している時点でその音楽性の予想がつく。共演者だって、ハンク・モブレーHank Mobley とかマッコイ・タイナーMcCoy Tyner 、 ソニー・ロリンスSonny Rollinsあたり、ハードバップスタイルではないか。
ところが先日、参加しようとした全社会議でスタート時間までに流れていたBGMがすごくかっこよかったのでShazamという音楽チェックアプリで確認をすると、Donald Byrd "Love Has Come Around"ということが判明した。え、ドナルド・バードって、あのハードバップの? 70年代あたりのファンキーなクラブ(ディスコ?)音楽にしか聴こえないのだが....。
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調べてみると、ドナルド・バードがハードバップをやっていたのは60年代末まで。70年になると"Electric Byrd"というアルバムをリリースし、このあたりからフュージョンやファンクの世界に向かっていくそうなのだ。wiki によると、彼の"Black Byrd"というアルバムは、アシッドジャズやスムースジャズの原典としても多く引用されたとか。アシッドジャズにどハマりした私が絶対に好きになる音ではないか。
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会議に出ただけなのに、いい音楽に出会ってしまうなんて、いや、ドナルド・バードのファンキーな側面を知ってしまうなんて。マーヴィン・ゲイとか、スティービー・ワンダー、Earth, Wind & Fireあたりが好きな人だったら、ファンキーなバードが気に入るに違いない。