荻窪で本気のマレーシア料理を食す@ 馬来風光美食(まらいふうこうびしょく)

近年は、海外の料理を日本で思いっきり楽しむ仲間たちと、旧正月の時期に「イーサン(魚生)」をやるのがブームだ。イーサンは、マレーシアやシンガポールで食べる、いわば新年の特別料理のようなもの。生魚が入っており、「魚」とか「生」という言葉に、豊かだとか上昇という意味があるらしい。中に入ったピーナッツや胡麻、揚げワンタンの皮など、他の食材も縁起物ばかり。これを、仲間内で「ローヘイ(撈起)」と唱えながら、大胆に混ぜる。高いところから落としてぐちゃぐちゃに混ぜるほどいいらしい。

この「イーサン」会場として、今年はこちらの馬来風光美食を選んだ。まずはイーサンから。日本人はなかなか大胆にぐちゃぐちゃにできないのだが、どうでしょう。そして、このイーサン、めちゃくちゃ複雑な味わいで美味しいのだ。あっという間に食べきってしまった。この混ざり具合、幸せになるかしら。
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その他の料理は、マレーシア風のサテだけオーダーしたが、あとはお任せ。マレーシア風のバクテー(肉骨茶)に、カレーにピクルス。美味でした。(というか料理名ちゃんと覚えておけよ、という話だよね)
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さて、店主のエレンさんと最も盛り上がったのが、「ニョニャ料理」の話だ。ニョニャ料理は、女性だけに代々受け継がれるペナンやマラッカの郷土料理なのだが、実はエレンさん、まさにニョニャ料理を受け継いできた立場らしいのだ。仲間内で本物のニョニャ料理を食べさせるお店がほとんどないと嘆いていた人は、これをきいて大喜び。次回はこのお店で、リクエストしたニョニャ料理を食べる会合を開かなければいけないね。
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