普段全くご縁のない花柳界にをのぞけるいい機会ということで、5月某日、初めて「東をどり」に行ってきた。大正14年に始まったというこのイベントは、来年で100回を迎えるイベントでもある。当日は、ビールの飲み比べ、シャンパン(しかもドンペリ)のブースあり、有名な日本酒を楽しめる升酒コーナーあり、東京吉兆、新喜楽、金田中、米村、わのふと言って、絶対に行くことはないだろう各料亭から集めてあつらえた「酒肴の折」や「玉子焼き六種類」....入場料以外にもお金が飛んでいく感じはあるが、祭りだと思えばいいか。
三味線などの音を生で聴けるのはいいなと思った。篠笛吹きは舞台上では演奏していなかったのだが、福原百之助にご指導を受けた方が吹いているとなると、それだけでテンションが上がる。あずま獅子のような、長唄や踊りの定番は芸者さん向けアレンジで可愛らしく、最後には口上ということで、20名ほどの芸者さんたちがずらりと並んで挨拶する場面は圧巻だった。唯一残った疑問は、口上の時にセンターで踊っていた方が総合演出を担当した尾上菊之丞氏なのか、それとも口上の振り付けをした西川鯉三郎氏なのか...まさか、花柳流乗っ取りお家騒動で話題になった4代目の孫、5代目花柳壽輔氏ではあるまいな。多分尾上菊之丞だと思うが自信がない。演技よく会場に撒かれた手拭い、欲しかったなぁ。
学生証を見せると、当日券のみ学割がきくそう。学生時代に東をどりの存在を知っておきたかった!
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