加賀温泉郷にやってきた。本当は小松空港経由で別の場所に行く予定だったのだが、コロナでイベントが中心に。飛行機は格安プランだったので今更キャンセルしても高いお金がかかる。だったら、小松空港から近い温泉に行ってしまおう、と思ったのだった。小松駅からタクシーでも15分くらいみたいだが、私はバスと電車を乗り継いで加賀温泉駅まで行った。
加賀温泉郷とは、石川県加賀市にある、片山津温泉、山代温泉、山中温泉の3つの温泉のことを指す...と思っていたが、wikiをみると、小松市の粟津温泉もこの定義に入るとはいうが、どれが本当なんだろう。粟津も旧加賀国だったことを考えるときっと実際は4つなのかもしれない。まあともかく、その加賀温泉郷の中でも最大だといわれる、山代温泉を宿泊先に選んだ。725年に始まったという歴史ある温泉で、かつては日本有数の歓楽街だったというが、歓楽街の面影はない。
二泊したのだが、二泊目の食事は宿のものではなく、外に食べに出かけた。選んだお店は「一力」。何が良かったって、まずはお皿のセンス。古九谷というやつなのか、すごく年季の入った素敵なお皿が良かった。
次に、地元野菜や魚介を使ったお惣菜の数々。料理の一部はカウンターに並んでおり、そこから選ぶ形式なのだが...これらが本当に美味しい。写真撮りそびれたが、期待せずに頼んだ春雨サラダが絶妙に美味しかった。
一番よかったのは、お店を運営している一家かな。接客上手でとにかく明るいお店の方々が素敵だった。このお店は知られたくないと思いつつ...またぜひ訪問したいので、ここに記録を残しておこう。