朝倉市杷木、筑後川沿いにある原鶴温泉街に行ってきた。最寄駅は「筑後吉井」と「うきは」という駅のちょうど真ん中あたりか。JR九州久大本線のひなびた駅だ。そこから徒歩で30分以上かかる温泉街なので、「筑後吉井」に旅館からお迎えに来てもらった。
ちなみに、後日、こちらの駅の近くを観光してみたが、「白壁蔵造りの街並み」という素敵なエリアがあり、素敵なお店も何軒か見つけた。とくに、こちらの本屋さんとその二階の雑貨屋さんはお勧めだ。
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また、ワインが好きな方なら、こちらもよかった。
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今回目指した原鶴温泉は駅から遠いので、車がなければひたすら歩くことになる。途中、月岡古墳というのがある「若宮八幡宮」というところに立ち寄った。雰囲気のある境内、お勧めです。
こちらは筑後川。ゆったりと流れすぎていて、どちらが上流なんだかよくわからない...。
そんな観光地からも少し離れたところにある原鶴温泉は、温泉街らしい情緒は正直少なめなのだが、ひなびた感じが良かった。ここでは、タイプの違う二つの居酒屋さんをメモしておこうと思う。まずはこちら、「やきとり本陣」。
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17:00オープンだとどこかに書いてあったのに、それを少しすぎた時間でもあいている様子はない。思い切って入ってみたら「今から火をおこします」とのこと。切り盛りは店主がタバコを吸いながらやっている感じ。なかなか雑然とした店内にドキドキしたけれども、きちんと炭火をおこして焼いた串物はどれも美味だった。予想外に美味しかったのは、皿うどんかな。
皿うどん以外はうっかり写真を撮り忘れたが、雰囲気を味わいたい方にはお勧め。誤解を恐れずにいえば、居酒屋に慣れていない人、雑然としたところが気になる人にはお勧めはしない。
二つ目は「八兵衛」。こちらはご夫妻で切り盛りしている様子。カウンターと座敷席も2つくらいあり、スペースも十分とられているので、ソーシャルディスタンスが気になる向きにはいいのでは。
料理はどれもボリュームがあって美味だった。メニューのバリエーションも、本陣よりも豊富。こちらも、観察に明け暮れていたら店内の写真など撮りそびれてしまい、唯一撮影できたのがこちらの麦焼酎「直会」。お隣の久留米市田主丸町にある紅乙女酒造のものだった。
他にも沖縄料理やうどん屋さん、あるいは「1日1組しかお客を取りません」という、敷居が高そうな居酒屋さんなど、予想よりもご飯を食べられそうな場所が多かった。原鶴温泉は弱アルカリ性単純泉と単純硫黄泉が楽しめる泉質も魅力だそうで、同温泉にある泰泉閣は最近、こんな温泉ランキングの「うる肌部門」にも選ばれるなど、意外に注目されている様子です。
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