Adrien Moignard と Antoine Boyer。マヌーシュ・ジャズの凄腕ギタリストのスタジオレコーディングシリーズ

アドリアン・モワニャールAdrien Moignardとアントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyer。二人ともいわゆるジプシー、ロマの出自ではないものの、マヌーシュ・ジャズの世界で若い時から活躍し、その実力を認められたギタリストだ。アドリアンは、1985年生まれ。フランスの人だと思われるが、出身都市の情報はいまのところ探せない。16歳の時にDjango Reinhardtの音楽に出会ってから独学で技術を磨いてきた。一方のアントワーヌは、両親の影響で幼い頃からジプシージャズを学びはじめ、2009年にはSébastien Boyerとのグループ「Esmerald' Jazz」名義でアルバム「L’Univers insolite de Francis Moerman」をリリースしているなど、相当早い時期からその才能を認められてきたギタリストである。

この実力派の二人が出会ったのは、多分あの、マヌーシュ・ジャズのギタリストなら憧れ流であろうユニット、Selmer 607の、2008年にリリースされたファーストアルバムではないだろうか。その後もたまに二人がライブをやっていたのはなんとなくみていたが、今でもこの二人に交流があり、定期的に音にこだわったレコーディングをして、その様子を公開してくれるのが嬉しい。

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