今年はお囃子や祭りの奉納芸能を観たくて、いろいろなお祭りに顔を出している。
神田祭の様子はこちら。asquita.hatenablog.jp
もう半年近く前になるが、5月15~17日には、三社祭の初日をのぞいてみた。浅草寺はいつでも賑わっているが、この日はとくに賑わっている気がする。担ぎ手さんは御輿渡御で1日中大忙しなのだろう。でも私がみたかったのは、15日の午後に行われる、「三社祭大行列順行」というものだ。
解説によれば、お囃子屋台、金棒、鳶頭木遣り、神社総代、各町役員、びんささら舞、芸妓連の手古舞、組踊り、白鷺の舞、お囃子屋台。各自が午後2時頃に浅草寺を横切って浅草神社に到着してから、神社の拝殿にて、無形民俗文化財であるびんんささら舞が見られる。
ただ、人がすごかったこともあり、びんささら舞はみることができなかったからあとで動画サイトで観た。
「びんささら」は、チベット発祥、中国経由で日本に来た、薄い檜あるいは竹の板を重ねた楽器のことを指すらしい。農村の田植え唄である田楽によく用いられるとか。三社のびんささら舞は、田楽踊りと獅子舞が合流した珍しいもので、編成はびんささら持ち3人、腰太鼓2人、笛1人、大太鼓1人、獅子頭2人がしきたりとなっているとか。太鼓の人、打つという感じではないなぁ。お飾りみたいなものか。
せっかくなので、撮影した大行列の写真を少しこちらにポストしておこうと思う。一番インパクトがあったのは、白鷺さんかなぁ。「こんなのかぶって踊るの?」とびっくりした。
こちらの一の宮、二の宮…というのは、浅草神社の神輿らしい。戦災で御輿庫が焼けてしまい元々あった7体は全焼したため、今の3体は氏子が奉納したとか。御神輿の前には多くの品物が奉納されていた。