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Stevie Wonder "Ribbon In The Sky" (Reworked Whitney Houston Home Going Tribute)

Music

Whitney Houstonが亡くなって、はや3年が過ぎるのか。あの時は私もちょっとしんみりホイットニーの過去の名曲に浸っていたものだ。

asquita.hatenablog.jp

ふとした会話から、あの時CNNで中継されていた、Whitney Houstonのお葬式を思い出した。葬式の中継なんて悪趣味だな、と思ったのだが、Stevie Wonderが自身の"Ribbon in the Sky"をWhitney Houston追悼歌にアレンジしていたのが本当に良くて、涙が出たのだった。この感動をどこかに書いたと思っていたが、探せない。あれは幻だったのか。

当時からこの歌詞のことをちゃんと知りたいと思っていたが、きちんと書かれているものが見つけられない。記事では歌詞のコンテキストしか書かれていないし、CNNの番組を文字化したものも確認したが、歌の途中でCMに入ったとかで、やはり書き留められていないのだ。

そこで、色々な情報をつなぎ合わせて全部の歌詞を書いてみることにした。

In 1963, we were blessed so incredibly.
With a sound so incredibly.
Whitney's voice, voice from a choir in heaven of love.

He loved you did touch our hearts,
and you did from the very start.
And that gift, no press or media - or nobody can tear apart.
It's a gift from heavens's choir of love.

What God gives is never a coincidence.
And far more than some heaven-sents.
But what is that was always meant
like you were a voice from heaven’s choir.

Who can lose with God on our side.
And no more, Whitney, no more do you have to cry. You will always be our baby in the sky.
You were an angel from God’s choir, You were an angel from God’s choir, You were an angel from God’s choir of love.

I want to give praise to the Father... for Whitney,
that angel from God’s choir, from God’s choir of love.

Whitneyは神の聖歌隊の天使。その声は本当に誰も奪うことができない、天賦の才能であり、人々を感動させてきた…。それを名曲"Ribbon in the sky"にかけてアレンジするなんて! 改めてStevie Wonderの天才っぷりを感じる。

東京ゲゲゲイがカッコイイ!

Pop music(J-pop, K-pop, etc.)

少女時代のGenieの振付やBritney Spearsのバックダンサー等で有名なダンサーでありコリオグラファーでもある 仲宗根梨乃氏の踊りが好きで、動画サイトを延々みていたら、この「東京ゲゲゲイ」にたどり着いた。メンバーのMikeyこと牧宗孝氏が仲宗根氏と仲良しなのだろうか。

ユニット名もすごいが、踊りがキレッキレでカッコイイ。何よりもこちらに魅了されてしまった。

葬儀の情景をMark Ronsonの"Uptown Funk t. Bruno Mars"に合わせてくるなんて! もはや、サビの部分の音の連続するところは、お焼香でお香をつまむ動作にぴったりじゃないか。すごい振付センスに感心しきりである。

ちなみに元のダンスはこんな感じです。これはこれでスタイリッシュで素敵だ。


tokyogegegay.com

R.I.P. Toots Thielemans。レパートリーに想いを馳せて…。

Jazz

我がジャズ友からメールをもらった。ベルギーのハーモニカ奏者、Toots Thielemansトゥーツ・シールマンスが亡くなった、というのだ。享年94歳。そういえば、ちょっと前にトゥーツの引退のニュースも彼女にきいたのだった。

asquita.hatenablog.jp

あわてて新聞記事を探してみた。病院で眠るように亡くなった、と書いてあるので、苦しんではいないようだ。よかった。
www.theguardian.com

友人と5年前に行った、来日公演が涙が出るほとよかったので、それが強く心に残っているみたいだ。だからこんなに哀しいのか。

彼の代表作といえば、この2曲が思い浮かぶ。

Bluesette

Midnight cowboy

他の有名人とも多く共演しているのだが、私はこの動画が印象に残っている。Dirotta su CubaというイタリアのポップスグループとTootsの共演映像だ。

"È andata così"という(たぶん)別れの曲だと思うが、演奏するTootsの楽しそうなこと。当時まだ新人だったはずのSimona Benciniもこの共演にさぞ感動したことだろう…。
きっとTootsの人柄が、彼の音楽の大きな要素だったのだろう。昔しつこく観たTootsの動画をたくさんみて彼の音楽を偲びながら今日は寝ようと思う。

お洒落なPVが目をひくドイツのマヌーシュ・ジャズグループ "Monaco Swing Ensemble"

Jazz Manouche

とってもおしゃれなプロモーションビデオをみて気になったグループがいる。南ドイツ、ミュンヘンで2015年に結成され、バンド活動を続けているという、 "Monaco Swing Ensemble(モナコ・スウィング・アンサンブル)"
だ。ジャンゴ・ラインハルトを崇拝し、Gypsy Jazzとクレズマーやワルツミュゼットのようなフォルクロアを融合させて、現代風なアレンジを施した音楽を目指しているという。

メンバーは、ダニエル・フィッシャーDaniel Fischerを中心にギター3本、バイオリン、コントラバスクラリネット2本の担当者含め7名の大所帯なのだが、注目すべきは若いころから活躍しているギタリスト、ウィーン出身のディクヌ・シュネベルガーDiknu Schneebergerがメンバーであることではないか。なんでも、ディクヌはメンバーの古くからの友人であり、バンドの活動に多く時間を割いてくれているそう。

今年1月には、 "Marais"というタイトルのデビューアルバムもリリースしている。収録曲はマヌーシュ・ジャズのスタンダードが中心だが、"Miserlou"のようなフォルクロアも。
アルバムの雰囲気はこちらの動画から探ることができる。

ディクヌ自身は、相変わらず父親でありベースのヨシ・シュネベルガーJoschi Schneebergerとのトリオでの活動が中心なようだが、たまには友人と大所帯でのバンド活動というのも楽しいかもしれない。
ディクヌのトリオの映像はこちらからどうぞ。
Diknu Schneeberger Trioのスロベニアでのライブ映像 - 空間Annex

コルシカ島のギターの祭典"Nuits de la Guitare de Patrimonio"では、地元出身グループCorsican Trioが大躍進!

Jazz Manouche

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1990年にコルシカ島のパトリモニオ。地元のアマチュアギタリストによって開催されて以来、毎年各ジャンルの有名ギタリストを招いて開催されている"Nuits de la Guitare de Patrimonio"(ニュイ・ドゥ・ラ・ギター・ドゥ・パトリモニオ)は今年も盛り上がった模様だ。
豪華さを物語る出演者の一部をご紹介しよう。フレンチポップスに明るい人なら、Francis Cabrelフランシス・カブレルやアラン・スーションAlain Souchonにときめくだろうし、ブラジルギター好きなら、ヤマンドゥ・コスタYamandu Costaが出演することに驚くかもしれない。マヌーシュ・ジャズが好きな方には、トマ・デュトゥロンThomas Dutroncやマリアン・バドイ・トリオMarian Badoï Trio、アンジェロ・ドゥバールAngelo Debarreとマリウス・アポストルMarius Apostolのデュオなどお腹いっぱいになれる出演者だ。

トマ・デュトゥロンのライブはこんな感じ。ダンサー付きの華やかなステージだ。横でギターを弾くのは、ロッキー・グリセットRocky Gressetじゃないか!


なかでも気になったのが、コルシカン・トリオCorsican Trioというグループだ。プロフィールによれば、メンバーのうち、ギタリストのファヌ・トラシンタFanou Torracintaと、アルノード・ジャコメッティArnaud Giacomoniが地元となるボーテ島(L'île de beauté)出身だという。コントラバスのウィリアム・ブリュナールWilliam Brunardとともに、コルシカ伝統音楽とマヌーシュの音を演奏するグループだ。サモワのジャンゴフェスに呼ばれたのみならず、今年はあの"Jazz in Marciac"にも出演したそうな。
今回は、このトリオに加えて、トゥールース出身で今はDidier Lockwoodの学校でバイオリン講師もしている、バイオリニストの バスティアン・リボBastien Ribot、そして、地元出身のギタリスト、ジャン=フランソワ オリチェッリJean-François Oricelliも加わって、ギターの祭典を盛り上げている。歌入りのレパートリーもあるが、これがコルシカ語なのだろうか。


マヌーシュ・ジャズ界の新たな才能を見つけた気持ちだ。Corsican Trioの今度に期待したいなぁ。

フランス、グルノーブルで開催されるフェス、"Festival Détours de Babel"は、多様な文化に触れる良いチャンス!

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ちょっと吉田戦車のイラストを思わせるポスターデザイン…これは、今年で6回目の開催となった文化フェス、"Festival Détours de Babel"(フェスティバル デトゥール ドゥ バベル)のものだ。テーマは"Alter Egoアルターエゴ、他人が持つ自我)"。今年は3月21日~4月9日までの約3週間もの間、17カ国130人のアーティストが音を披露したという。ジャズやクラシック系はもちろん、インドのラジャスタンの楽団やモンゴルのホーミーなども出演していたので、その幅広さがわかるというものだ。

多国籍文化のひとつとして、マヌーシュ・ジャズのアーティストも出演していた。マヌーシュ・ジャズの世界でも活躍する若手ギタリストのトム・イバラTom Ibarraは、JAZZINDIAというプロジェクトで、かなりインド寄りの音を演奏していたようだが、マリアン・バドイ・トリオMarian Badoi Trioはいつものように、彼らがいうところの「ツィガーヌのエッセンスが入ったマヌーシュ・ジャズ」を演奏していたようだ。

youtu.be

ふとみると、グルノーブルには「レジスタンス & 強制送還博物館(Le Musée de la Résistance et de la Déportation) 」というのがあり、この博物館がMarian Badoi Trioライブの協賛をしている。第二次世界大戦中に行った、ジプシー(マヌーシュ)の迫害の歴史も関係しているのだろうか。いずれ戦争とマヌーシュには切っても切れない関係があるからな…。

フランス大聖堂の街の夏祭り"CHARTRESTIVALES"にマヌーシュ・ジャズグループが出演。

Jazz Manouche

正式には"Les Soirées Estivales de Chartres 2016"いうらしいフェスがある。フランスは大聖堂で有名なシャルトルで開催されているこのフェスは、開催地の"Chartres"と夏を意味する"Estivales"をつなぎ合わせて、"ChartrEstivales(シャルトレスティバル)"と呼ばれている。今年で25回目の開催だが、毎年、地元のボランティアの協力のもと、演劇と音楽を中心に60近い催し物が行われる。その音楽もオーケストラからブラスバンド、ジャズ、ストーンズビードルズのカバーバンド、ボーカルものにジプシーブラスやファドのような民俗音楽と、非常に幅広い。

そんななか、マヌーシュ・ジャズのプログラムを2つ見つけた。ひとつはBirdy Swing。地元のグループだろうか。ムード歌謡のような演奏でほのぼのしている。

そしてもうひとつは…Minor Sing! メンバーにレ・ドワ・ドゥ・ロムLes Doigts de l'Hommeのヤニック・アルコセルYannick Alcocerが入っていることもあり、私がひそかに動向をチェックしているバンドである。彼らの地元であるリヨン以外の地で活躍しているのを知ると、無性に嬉しくなってしまう。

国際的に有名なアーティストはほぼ出演していないが、美しい大聖堂に見守られながら、さまざまな音楽や芸術を楽しむにはうってつけ、の夏イベントだと思った。夏のヨーロッパは、調べれば調べるほど素敵なイベントがたくさんあってうらやましい限りだ…