2024年第一四半期:お気に入りの曲メモ:ココラシカ、BIBI、Ginger Root、Meaningful Stone、Twice、NiziU

2024年3月までに、気になる音楽がだいぶ溜まってきたので、一度こちらでメモ代わりに書き溜めておこうと思う。

ココラシカ“言葉に詰まる”
自分たちを「高校生ギターレス3ピースバンド」と紹介するバンドなのだが、「恋よ、踊り出せ」という曲のオープニングのエレピの感じにやられてしまった。彼らは受験でしばらく活動をお休みしていたが、最近ライブなども再開した模様だ。行動範囲とかライブの場所を見ると東京っ子だろうなぁと思っていたが、東京都立鷺宮高等学校の軽音楽部のメンバーで結成されており、2022年8月に開催された第1回 高等学校軽音楽コンテスト関東大会でなんとグランプリをとっていた! いやぁ、この「占い師」って曲もとてもかっこいい!
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そして、私が気に入ってしまった曲が「言葉に詰まる」という曲だ。歌詞の初々しさも、ちょっとレトロに響くメロディラインも、そして、その切なさを表現する歌声も、もうたまらん!
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ピアノとヴォーカル、作曲などもを担当している江藤幸希氏の才能がすごい。ソロでも、またインストゥメンタルでも多くの楽曲をアップしているので、チェックしていきたい。

Ginger Root "Loretta"
カリフォルニア出身のシンガソングライター、Cameron Lew(キャメロン・ルー)のソロプロジェクト。MVなども全て一人で作っているそうなのだが、全ての雰囲気がシティポップ感をうまく出していて、惚れ込んでしまった。
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Loretta以外にもいい曲がたくさんあって、テンションが上がる。彼のプロジェクトを知るにはこちらのNoteをご覧いただくのが、一番の近道かな。
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日テレにインタビューまでされているのか。夏フェスにも結構な割合で出演していたようだし、もうすでにだいぶ流行っているのだろうな。
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彼自身の2023年ラップアップ映像も見る価値あり。音響ハウス行って細野晴臣さんやら杏里さんやらKIRINJI やら大貫妙子さんに会うのがハイライトなんて、どれだけ日本のCity Popに傾倒しているかがわかるというものだ。
Ginger Root Year in Review 2023 - YouTube

BIBI (비비) "밤양갱 /Bam Yang Gang"
この曲を偶然ネットで目にした時に、その声の可愛らしさ、それに三拍子のワルツに乗ったアイドルの曲の珍しさに惹かれて好きになった。
BIBIのことは知らず、きっとどこかのアイドルのメンバーがソロで曲を出したんだろうと思ったのだが、ソロアーティストだとは知らなかった。しかも、Yenaの"Smiley"で共演しているのがこのBIBIだったとは!  1'10"すぎから出てきます。
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2015年くらいからネットで作品を発表していたところ、その才能をラッパーTASHA夫妻に見初められ、2019年にデビューしたとか。才能のある人はどんどん発表していくべき世の中だなぁ、としみじみ思う。

ところで、この曲の「パンニョンゲン」って聞こえる言葉、可愛いけれどなんだろう...と思っていたが、まさかの「栗羊羹」という意味らしい。失恋ソングのように思えるが、その別れ話の際に相手が「君は多くを求めすぎると言われた、私は甘い甘い栗羊羹さえあればよかったのに」みたいなことだと思うが、栗羊羹は韓国でそんなにメジャーな食べ物なのだろうか。それとも私が知っている栗羊羹とは別のものなのか。この曲をカバーしている人をたくさん見かけるが、これだけはBIBIのバージョンが最高だと思う。リムジンサービス(LEEMUJINSERVICE)という音楽番組にて、Bam Yang Gangを歌っているのでぜひ。
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この番組内でカバーしているナッティの"Sugarcoat"をはじめ、その他の楽曲もすごくいいです。

Twice "거북이"
音楽コンテンツを手がけるDingo Musicの配信番組の一つで、アーティストのヒット曲がメドレーで楽しめる"Killing Voice(キリングボイス)"という番組に3月に出演したTWICE。さすがの活動歴で、19曲ものメドレーを披露した。どの曲も有名なものばかりで、メンバーの特徴的な歌唱力と共に楽しんだのだが、この中で知らなかった曲の一つが、この"거북이(コブギ)/カメ"という曲だ。「ウサギとカメみたいに(토끼와 거북이처럼)」私が早く行きすぎちゃったりするけれども、横にいてねーみたいな曲かしら。可愛らしい恋愛のドキドキを歌っている。バラードっぽい感じなのだが、優しいメロディで曲がすごく素敵。"Bababa Baraba Baya"というところの転調でグッと心が掴まれる。
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김뜻돌(Meaningful Stone/キム·トゥットル/Kim Jimin ) "Beep-Boop, Beep-Boop"
意味(뜻)と石(돌)というお名前を直訳したMeaningful Stoneという人のこの曲に惹かれた。wiki によると、インディロックのミュージシャンで1996年にソウルのお隣、光州で生まれたらしい。こちらのWebサイトによると、"Camera in My Dreams"というシングルで2017年7月にデビュー、2019年に「韓国インディの新人の登竜門、テレビ局EBSが主催する〈ハロールーキー〉で最終5組に選出されたシンガーソングライター」として選ばれたとか。2020年にはファーストアルバム"A Call from My Dream (꿈에서 걸려온 전화)"をリリースし、2021年にはKorean Music Awardsにて「Rookie of the Year」を授与されたとか。
この曲は、そのファーストアルバムに収録されていたようなのだが、気怠い感じと歪んだ音がクセになってしまった。
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NiziU "SWEET NONFICTION"
「恋わずらいのエリー」という映画の主題歌に起用されたというこの曲は、NiziUがデビューしてから「いいな」と思った曲の3曲目になった。Covid中にNizi projectを観ていたため、熱狂的なファンでなくてもメンバーの名前はもちろん全員覚えているし、曲も大体把握はしている。ただ、今まで好きだった曲は「Look at Me」と韓国デビュー曲の「Heartris」くらいだった。今回のSweet Nonfictionも、各メンバーの魅力をぎゅっと集めてハイライトしたような曲だった。ニナ、ミイヒ、リクあたりの、高音チームはもちろん、マユカやリマのの差し込んでくるラップも最高。
ここは敢えてダンスプラクティスのシンクロをご覧いただき、ゾクゾクを味わってください。
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Tomita Lab "パスワード feat. 長岡亮介"
どこかで流れていた曲が良すぎて、Shazamで見つけたが、正直冨田ラボの曲と知って納得してしまった。冨田ラボは言わずと知れた名音楽プロデューサー冨田恵一で、私が大好きだったキリンジのアルバムを手掛けていたことで知った。彼の楽曲にハズレはないと思っている。一方、長岡亮介の名前を聴いてもすぐにピンと来なかったが、浮雲さん、と聞けば、東京事変のあの人だと分かった。こんなに歌声が美しい人だったのだね。
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音楽との出会い方がどんどん変わってきているなぁ、としみじみ。

[Hachinohe 2024]朝市神楽というイベントがあるらしい

八戸にいる間、現地で色々なフリーペーパーを見ていたら、館鼻岸壁朝市で朝市神楽という試みがあることを知った。八戸には11の神楽団体が活動しているらしいのだが、うち一部の団体に所属する人たちが神楽の伝承のために2023年7月に八戸圏域山伏神楽再興委員会というのを立ち上げ、団体初のイベントとして「朝市神楽」をいうのを始めたそう。

日曜日まで八戸にいられなかったので、YouTubeでチェックしてみることにした。

鮫神楽というのは、「安宅関勧進帳」のような歌舞伎の題目を取り入れるなどエンターテインメント性が強い、とのこと。「墓獅子」というのが珍しいらしい。
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この地域で代表的な神楽でもあるのだろうか、鮫神楽に関するドキュメンタリー番組を見つけた。
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白銀神楽は、アクロバティックで「浦島太郎」という演目が特徴的。白塗りというだけでコミカルに見えるが、どう見ればいいのだろうか。
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市川神楽は、「法霊神楽」とリズムが似ているらしい。
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法霊神楽ってこれだよなぁ。お獅子の歯打ちのインパクトしか覚えていない私だが、この歯打ちは八戸三社大祭でおがみ神社の祭礼で行われるらしい。リズムの類似性を捉えるのは難しい。
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神楽って山伏神楽、大乗神楽、大神楽など色々な系統があるらしいのだが、八戸に数多ある神楽をどう整理していいのかいまいちよくわからない。なくなっていく神楽もあれば、復活する神楽もある様子。
www.daily-tohoku.news

観光用に賑わう朝市で神楽をやるとは、いい試みだと思う。いつか朝市も神楽も観に行きたいので、こちらにメモしておこうとおもう。

[Hachinohe 2024]陸奥湊駅で朝からちょい呑み〜駅ナカ酒場 62371◎ (ムツミナト)

陸奥湊駅は市場の街だ。陸奥湊駅前朝市、八戸市魚菜小売市場、そして有名なみなと食堂、日曜日だったら館鼻岸壁朝市という巨大朝市もあるという。では、八戸にいて、平日かつ寝坊しちゃった場合はどうすればいいのか...迷ったものの、八戸市魚菜小売市場が15時までやっているというので、行ってみることにした。

駅前は「イサバのカッチャ」の石像が立っていて、観光客をお出迎えしてくれる。イサバとは元来海産物を扱う商人を示す言葉で、感じでは「五十集」と書くらしい。男たちが魚の加工や販売作業を行うなか、行商や露天での販売をする女性たちのことを「イサバのカッチャ」と呼ぶようになったとか。


すっかり綺麗に改装された八戸市魚菜小売市場の食堂はまだ開いており、かつ空いていたものの、もう刺身類はすっかり売り切れとなっていた。サバやシャケなどの焼き魚や松前漬けのようなものもあって惹かれたが、2時間後にランチでブイヤベースを食べる約束があったので、食べられる気がしない。近所の食堂の名物「ヒラメ漬け丼」も惹かれるが、これを食べたらランチなんかいらなくなってしまう...

迷いに迷って迷いまくって、駅にある立ち飲み屋に行くことにした。以外にこぎれいでカフェみたいな雰囲気、いすもちゃんと置いてある。ここで「酒粕唐揚」と、八戸酒造の「いさりび」というお酒をのむことに。いやぁ美味しい! おいしすぎる。八戸の本を読みながらだいたい40分くらいを過ごし、筋子おにぎりをテイクアウトしてから電車に飛び乗った。短時間でも楽しい陸奥湊駅、今度来るときは必ず早起きするぞ。

この駅ナカ酒場はメディアでも取り上げられていた、ということを後になって知った。
project.nikkeibp.co.jp

こんな気になるカクテルもあったし、また来なきゃならない。

gohantabi.jp

[Hachinohe 2024]「八戸ブイヤベースフェスタ」に行ってみた

青森県八戸市水産物が豊富なことで有名だそうだが、それを大いに生かしたフェスがある。それが毎年2月から3月にかけて行われる、「八戸ブイヤベースフェスタ」だ。

ブイヤベースといえば、フランスのマルセイユの郷土料理として有名だ。マルセイユではあまりも多くのレストランがその伝統料理レシピの鉄則を守らなかったことから、1980年に「Charte de la bouillabaisse(ブイヤベース憲章)」というのができており、17のレストランがその憲章に従うとサインしているとか。その内容はというと(Wikiから引用);
le service se fait dans deux plats différents : un pour le bouillon, l'autre pour les poissons ;
サービスは「スープ用」「魚用」という2つの異なる皿で行割れるべし

les poissons indispensables sont : la rascasse, la vive araignée, le fielas congre, le chapon scorpène et la rascasse blanche ;
スコーピオンフィッシュ、スパイダークラブ、コングコングリール、レッドスコーピオンフィッシュ、ホワイトスコーピオンフィッシュという5種類の魚が入るべし

les ingrédients complémentaires sont : sel, oignons, poivre, fenouil, safran, persil, huile d'olive, pommes de terre, ail et tomates ;
補助に使っていい材料は、塩、玉ねぎ、胡椒、フェンネルサフラン、パセリ、オリーブオイル、ジャガイモ、ニンニク、トマト

la bouillabaisse doit être servie avec une sauce appelée rouille, de l'aïoli et des croûtons frottés d'ail.
ルイユrouilleと呼ばれるソース、アイオリ、およびニンニクをこすったクルトンと一緒に提供すべし

とまあこんな感じとのこと。なかなか厳しいな。

一方、八戸ブイヤベースを名乗るには、以下の二つの条件が必要だ。特に大事なのは最低4種類の八戸港に水揚げされた魚介を使う、ということだろうか。マルセイユよりは規則は緩い感じだ。

今年は16店舗が参加したとのことだが、そのうち二件だけ行ってみた。

SAWAUCHI
具材のバリエーションが多く、スープもたっぷり。ハーブ類がたっぷりのってカリカリに焼いたクルトンや、お店オリジナルのワインもよく合って美味しかった。

ラ・メゾン ポデタン
きちんと「お魚のお皿」「スープメインのお皿」と分かれて出てくるところはフランス流でもうさすがとしか言いようがない。さすが市内屈指のフランス料理やだ。

スタイルが違いすぎて甲乙つけ難いが、私は汁気が多い、ちょっとスープ感あるものが好きだなぁ。あと、具材もムール貝イカのように海産物にバラエティがあるほうが好きだなぁと思ったりした。まだ行くべき店は10件以上あるので、また機会を作って訪問してみたい。フェス期間に八戸を訪問できなかった方は、「ブイヤベースの缶詰」を買うのも手かもしれない。

ブイヤベースのフェスの詳細はこちらから。
www.hhrp.jp

フランス、モゼル県で開催される「Festival de Jazz Manouche Forbach」が完全復活!

フランスの東、ドイツ及びルクセンブルク大公国と国境を接するモゼル県フォルバックForbachにて2018年から始まったマヌーシュ・ジャズ・フェスティバル「Festival de Jazz Manouche Forbach」。
asquita.hatenablog.jp

コロナの期間中は開催を見合わせていたようなのだが2022年から復活開催していたようだ。
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そして気がつけば、素敵なデザインのポスターなんかも準備されて、2023年6月にも開催していたことを知った。

以下の動画では、ライブの様子が少し見えるのはもちろん、アンジェロ・ドゥバールAngelo Debarre とドラド・シュミットDorado Schmittという大御所二人が、ジャンゴの作った音楽を継承することへの情熱やお互いに対する尊敬の念、そしてこのようなフェスに意義ついて語っており、胸が熱くなる。気がつけばフォルバックは「ジャズ・マヌーシュの首都」というようなキャッチフレーズを使っており、大物ミュージシャンが多く出演するのも理解ができる。
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2024年も6月9-10日で開催が決まっているこのフェスティバル。6月21日は国家挙げての音楽の日Fête de la Musiqueもあるし、6月27日からは4日間にわたってFestival Django Reinhardtがフォンテーヌブローで開催されることも決まっている。6月にフランス滞在ができればいいのになぁ。

[NZ 2024]ウェリントン行くならヴィンテージショップを巡るべし。

Wellingtonに寄ったのは、正直なところ、観光のためというよりは、「南島に行くためのフェリーに乗るため」。首都とはいえ、期待もしていなかった。ところが、これが予想外に良い街だったので、こちらにメモをしておきたい。何がよかったかというと...

1. 「ウェリントン・ケーブルカー」に乗って、小高い丘の上から海を眺めることができる
景色はいいし、ちょっとした公園や天文台もあって、ゆっくり過ごすのにうってつけだと感じた。

2. 国立博物館「テ・パパ」で、ニュージーランドの建国からマオリの文化までを堪能できる
海沿いにある立派な博物館とミュージアムショップで半日は楽しめる。海沿いの散歩もなかなか良い。

3. ヴィンテージショップがたくさん
ミュラルや楽しい彫刻、ディスプレイが多く、街歩きが楽しいのだが、とくにヴィンテージショップをたくさん見かけた。残念ながら早い時間にクローズしてしまうので、半日の滞在ではとてもじゃないけれどもゆっくり見ることができず、残念だった。いつか、ヴィンテージショップを訪問しにまた来たいなぁ...。

ヴィンテージショップメモ
Cuba Street という通り沿いにほとんどが集まっている。
Recycle Boutique
こちらは、NZ国内で13店舗も展開しているお店。Wellingtonには2店舗あるので要チェックだ。

Ziggurat
30年近く営業しているお店。1900年代の洋服なども置いてあるとか。

Spacesuit clothing
90年代のアメリカンヴィンテージが中心。お店のロゴが「日本人にはカタカナにしか見えない書体」で書かれているので、目立つ...

こんなウェブサイトも参考になりそうだ。
neatplaces.co.nz

今回の旅の全行程はこちらからどうぞ。
asquita.hatenablog.jp

[NZ 2024]NZワインの8割以上が生まれるマールボロ地方でワイナリー三昧

NZワインの8割以上が生まれるというマールボロ(Marlborough)地方に行ってきた。その拠点となる場所、ブレナム(Blenheim)に宿泊し、そこから合計6つのワイナリーへ行って来た。こちらにはその全てを記録しておこうと思う。

Saint Clair Family Estate
家族経営のワイナリー。情報サイトによれば、1994年の最初のヴィンテージから金賞を受賞しているらしい。


予約せずに立ち寄ったが、その場で予約して30分後くらいにテイスティングメニューにありつけた。担当者が丁寧に解説しながら五種類ほどのワインを試飲できた。どれも最高に美味しかったが、初日からたくさん購入しても仕方がないので購入は断念することに。日本ではピーロート・ジャパンで買えることを店舗で確認したのだが、ラベルが微妙に違うのは何故だろう。輸出用は現地で試飲したのとはまた異なるシリーズなのだろうか。
https://pieroth-trade.jp/saint-clair-merlot17/

Claudy Bay
ニュージーランドといえばソーヴィニヨン・ブラン、というのを世界に知らしめたワイナリー。ここは流石に人気だろうと思ったので、数週間前にテイスティングを予約していった。

他の場所に比べてテイスティングは少しお高めで、かつ、ワイン1本1本の解説はそこまで丁寧ではなかったのは少し残念だったが、素晴らしいレストランだった。ここでパーティーなんかできたら素敵なんだろうなぁ。モエ・ヘネシールイ・ヴィトングループの傘下にいるので、入手は比較的簡単で、どこの空港でも大抵売っている印象。今度このワインに出会ったら、ソーヴィニヨン・ブランを味わってみようと思う。

Lawson's Dry Hills
元々はローソン夫妻がぶどう栽培だけを行なっていたそうだが、1992年から自社ブランドでのワイン生産に乗り出したとのこと。ワインラベルに使われている山並みの風景は、こちらのセラーのすぐ外に広がっていてそれだけで感動してしまう。

なお、こちらのワイナリーのワインは、2000年エアー・ニュージーランド・ワイン・アワードに出展した11ワインがすべてアワードをとったとか。すごいなぁ。日本にも富山のVillage Cellars Ltd.さんをはじめ取引先があるとのことなので、ぜひ購入したい。
【ヴィレッジ・セラーズ】ワイン:オーストラリア/ニュージーランド/カリ フォルニア/オレゴン

ローソンズ・ドライ・ヒルズ Lawson's Dry Hills | ワイングロッサリー

Villa Maria
オークランドで創業されたワインメーカーで、北島のオークランドとホークス・ベイ、そして南島マールボロにワイナリーがある。なかでもマールボロが一番大規模で、主にソーヴィニヨン・ブランピノ・ノワールを生産しているとか。畑の中にあるセラーには8人がけのカウンターがあり、こちらで試飲ができる。"The Attorney "という名前のピノ・ノワールは、その名前から弁護士さんへのプレゼントによく使われる、とのことだった。

ヴィラ・マリア - 三国ワイン

Allan Scott
マールボロ地区で最初のワイナリーの一つらしい。現在は、創業者のアラン・スコットから、長男のジョシュ・スコットが受け継いでいるとかで、Joshプロデュースと思われるアメコミ風のラベルのワインが印象的だった。


実はここで食事をしたせいか、あまり細かいワインの記憶がないのだがwテイスティング+ワインでそこまでお高い感じはなく、美味しかったのでおすすめです。
日本ではこちらからオンラインで購入可能。
アラン・スコット | ワインの通販オンライン ワッシーズ

Forrest Estate Winery
マールボロ出身のJohnとBrigidという医者夫妻によって創設された家族経営のワイナリーで、こちらも大規模なテイスティングエリアがあった。30名以上のキャパがあるイメージで、外にはフードトラックも来ていたので、ピクニック気分でくつろぐことができるところだった。


帰国してから感動したのは、ニュージーランドワインを扱うワインバーのイチオシワインがこちらのものだったこと。家族経営のワイナリーのものが日本でも飲めるのは結構感動的だと思った。
ニュージーランドワイン フォレストエステート・ソーヴィニヨンブラン - ワイン屋

Nautilus Estate
1985年設立であり、Lawson’s Dry HillsやVilla Mariaとともに、ニュージーランドの名門12生産者グループ"the Family of Twelve"のひとつ。ラベルのモチーフとなっている「オウムガイ」の殻を見せていただいた。落ち着いた雰囲気の中でテイスティングさせていただいたが、どれも美味しかった。


ちなみに、新宿伊勢丹のワイン売り場の数少ないニュージーランドワインセレクションのひとつはこちらのSauvignon Blancのワインだったので、バイヤーさんのお気に入りなのかもしれない...というわけで日本でも購入可能です。
ノーティラス | ワインの通販オンライン ワッシーズ


ニュージーランドのワイナリーはどこも「セラードア」(試飲直売所)が整備されているので、まわるだけで楽しいと感じた。大抵セラードアの裏には、そのワイナリーの畑が広がっており、雄大な眺めにゆったりとした気持ちになれる。今回思ったこと。大手はともかく、家族経営のワイナリーでも意外と日本と取引しているワイナリーは多い。特に長期旅行だと、荷物の重量制限などを考えると持ち帰ることができるワインの本数には限界があるので、日本で買えないものを中心に購入することをおすすめしたい。

もし今度来る機会があれば、2月が良いかな。Wine and Food festival に行ってみたい。

https://marlboroughwinefestival.com/