[NZ 2024]ニュージーランド2週間旅、サンプル行程表

今回のニュージーランド旅行は、有名な観光地を効率よく回ることができるルートだったように思うので、以下にメモしておこうと思う。使ったのはニュージーランド航空だったが、価格も適正な上に搭乗手続きから非常に快適だったので、強くお勧めしたい。

Day 1 Haneda - Auckland
午前中にホテルへ到着、午後は対岸のまちDavenportへ船で行く

Day 2 Auckland
フェリーターミナルからWaiheke島へ。

Day 3 ツアー参加(Hobbiton, Waitomo Cave, Rotorua)
朝早くAucklandバスターミナルへいき、Hobbiton Movie Set Toursロードオブザリングの撮影セットがある)と、青く光る土ボタルで有名なワイトモ洞窟を観光。そのままAucklandに戻らず、Rotoruaに抜けてそこで宿泊。実はRotoruaにはMaoriの文化が知れる観光センターや温泉などもあったらしいが、残念ながら観光するじかんは取れなかった。

Day 4 移動日Rotorua-Wellington
朝Rotoruaの空港へ行き、そこからWellingtonへ。街全体を眺める高台を目指してロープウェイに乗ったり、テ・パパ(国立博物館)へ行くなどWellingtonのまちを軽く観光した。Wellingtonはヴィンテージショップがたくさんあるお洒落な街だったのだが、店が早く閉まってしまう土地柄からショッピングを楽しめなかったのは残念だったかな。

Day 5 Wellington - Picton - Blenheim
北島と南島を繋ぐフェリーに乗ってウェリントンからピクトンへ。そこでレンタカーをピックアップして、ワインツーリズムの拠点となるBleheimへ向かう。この日は2つのワイナリーを巡った。

Day 6 Marlborough wineries tour@Blenheim
車を置いて、マルボロのワイナリーツアーに参加し5件のワイナリーを訪問する。このツアーは一日がかりのツアーなので、街中のお店などを見る時間はないと思った方がいい。スーパーマーケットは空いているけれど。

Day 7 Blenheim - Kaikoura
一応クジラを見るので有名なビーチタウンだが、あまりクジラに興味がなかったので、街中をうろうろして終わった。

Day 8 Kaikoura - Christchurch
このドライブルートの途中にWaiparaのワイナリーエリアがあるので、いくつか訪問しながらクライストチャーチまで。

Day 9 Christchurch - Lake Tekapo
美しい湖周辺を散歩し、善き羊飼いの教会 (The Church of The Good Shepherd)まで歩いたり、湖が見えるカフェで早めのディナーをしたりとゆっくり過ごす。本当はMt John Observatory という有名な天文台があったのだが、行かなかった。ホテルの天窓から星がたくさん見えたので満足したのかも。

Day 10 Lake Tekapo - Queenstown
Lake Pukakiなど美しい湖を横目にひたすらドライブ。セントラル・オタゴのワイナリーがたくさんあるので、そのうち2件ほどを訪問したが、通りがかる曜日によっては試飲コーナーがお休みしていることもあるので、事前調査は必須です。

Day 11&12 Queenstown
市内観光、近隣エリアのフェリーツアー、そしてMilford Soundへのデイトリップもこちらの街から。居心地が良く美味しいものがたくさん見つかるまちです。

Day 13 Queenstown - Franz Josef
Wanaka湖行ったり、有名なFox Glacierあたりをうろうろしながらの5時間ドライブ。登山目的の人たちがたくさんいるまちだった

Day 14 Franz Josef - Greymouth - ChristChurch
車はGreymouthでお別れ。ここからTranzAlpine電車に乗ってクライストチャーチまで!

Day 15 Christchurch
クライストチャーチwalking tourに参加

ガイドブックで紹介されているのに行けなかった街はダニーデン Dunedin とクック山なのではないかと勘違いしたくなるほど効率よく回ることができたと思う。次回は南島のワイナリー中心に旅をする、なんていうのもいいかもしれないな。

[NZ 2024]オークランドでは船に乗れ! フェリーで45分。ワイへキ島でワイナリー三昧

オークランドってやることないよー」とは、シドニーっ子からの言葉だった。でも、行ってみたら結構楽しかったので、こちらにその過ごし方をメモしておく。まず、オークランドに到着した日の午後は、街の中心街から徒歩距離にあるフェリービルディングに行き、そこから15分で到着する「デボンポートDevonport」という対岸にある港町をブラブラ。メインストリートでワインバーVic Road Wine Bar というところでのんびりワインを飲み、いくつかのお店をめぐってからビーチでぼーっと過ごして戻ってきた。きっとここに別荘なんてある人はいいんだろうな。

二日目。昨日も立ち寄った港エリアから、ハウラキ湾に浮かぶ島々に遊びに行くことができるため、今回は「ワイへキWaiheki島」へ行くことにした。事前予約をしていなかったので多少並ぶ羽目になったが、フェリーの乗れたらあとは45分くらいか。あっさりと目的の島に到着した。まずはインフォメーションセンターに立ち寄って情報収集をしたのだが、こちらはとにかくワイナリーしか興味がなかったため、島から徒歩圏内で行ける2つのワイナリーに行くことにした。

Cable Bay Vineyards

港から徒歩30分程度、ワイへキ島ワイン生産者協会の歴代会長であるニール・カリー氏が1996年に設立した、シャルドネとソーヴィニヨンブランに定評があるワイナリーらしい。目の前の広がる葡萄畑や海を眺めながら食事もできるが、こちらはではテイスティングをした。受付でテイスティング予約をすると多少待たされたが無事テイスティングにありつけた。でも、どうしても行きたい、ということなら、あらかじめウェブから予約をしておく方が安全かもしれない。

Mudbrick Vineyard

1992年にブドウ栽培をスタート、1995年にカフェをオープンしたというこちらのワイナリーは、先ほどのCable bayから徒歩15分くらい歩いたところにある。レストラン、カフェが充実しているせいか、団体客も多い印象だ。私はこちらで友人と食事をしてから、別の部屋でテイスティングをした。テイスティングはCable Bayに比べると少しカジュアルな印象があった。ティスティングメニューがフレキシブルだったので、私はバイグラスで友人がオーダーしたものと違うものを1種類だけ頼み、味わった。

以上二箇所を訪問してから、Oneroa beach方面に移動し、フェリーの時間が来るまで散歩したりして過ごしたのだった。ちなみにOaklandのフェリービルにある人気があるらしいアイスクリームショップの支店がOneroa付近にあるので、ここでアイスを食べて休憩するのも良いかもしれない。初めて日帰りでワイへキ島に行くなら、ツアーに参加しなくても十分楽しめるように感じた。ちなみに今回訪問した二箇所のワイナリーには宿泊施設もあるようなので、長期滞在予定のある方は島全体を楽しむ、というのもいいなと思った。

なお、オークランドのワイン情報はこちらから学べます。
Auckland | ニュージーランドワイン総合サイト

ポルトガルで始まったマヌーシュ・ジャズ・フェスティバル「Festival Jazz Manouche Almada」


新しいジャズフェスを発見した。開催場所はポルトガルアルマダという、国内第6位の都市。どうやら2022年、コロナが明けるかどうかの微妙な時期に始まったフェスティバルらしい。なぜポルトガルでマヌーシュ・ジャズフェスが始まったのだろうか。とりあえず昨年のイベントを紹介したティザー動画を発見したので見てみた。
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Miss Manouche、Mano a Mano、Tchavolo Schmitt、Romane & Daniel John Martinが出演したのかぁ。そして何より、新聞のデザインした出演者紹介がおしゃれすぎる。なぜこのフェスが始まったのか...については、地元を活気づける、旧市街の観光振興の側面があることがわかったが、「dança, balboa e lindy-hop e ainda a vertente do cinema/documentário」=バルボアやリンディ・ホップのような、スウィングと親和性あるダンスで歩道を盛り上げていくような計画でもあるのだろうか。この辺りはよくわからず。ぜひこちらのセンスが良いウェブサイトをみて情報収集してみてほしい。
Festival Jazz Manouche Almada

昨年のプログラムのうち、Romane & Daniel John Martinのライブの様子がフルで公開されている。もしや、バックでサポートしているリズムギターとベースのミュージシャンは地元出身の方々なのだろうか。いずれ、こんな美しいライブ映像が楽しめるなんて、幸せな限りである。
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2024年のフェス開催予定もきっと5月だろうから、ポルトガル方面に行く予定があるマヌーシュ・ジャズファンはぜひチェックしてみてください。

韓国大衆歌謡「トロット」初体験


先日、某所でトロットボーカルグループ 「3MEN(三銃士/삼총사)」のライブを見る機会があった。彼らは、トロットという、いわば韓国の演歌というか大衆音楽のようなジャンルを広めるべく2016年に結成されたとのこと。実は先日韓国に出張した際、SBS というテレビ局でTHE TROT SHOWというのを見てから、少し気になっていたので、これをきっかけに調べてみることにした。

まず、「トロット」の語源は、4分の4拍子または2分の2拍子の社交ダンスの1種目である「フォックストロット」が語源だと言われているそう。

こちらのWebサイトによると、トロットは1960年代あたりから洋楽などの影響を受けてどんどん進化していき、70年代には日本でもトロットがヒットし始めたとか。日本でも紹介されたトロット歌手としてチョー・ヨンピル桂銀淑キム・ヨンジャの名前が挙げられていたのでちょっと調べてみたのだが、例えばこちらのチョー・ヨンピル조용필の「단발머리」(ショートカット、みたいな意味?)は、意外にジャクソンファイブ的爽やかさがあって、ちょっと面白かった。
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こちらは、キムヨンジャ김연자の「노란샤쓰의 사나이(黄色いシャツ)」。拳が聞いた歌声と爽やかでリズミカルな音楽のミスマッチという感じかな。
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上のサイトによれば、再びトロットに注目が集まったのは2000年代のことで、そのきっかけになったのが2004年に発売され、国内チャートで12年ぶりに1位を獲得したトロット曲であるチャン・ユンジョン 장윤정の「オモナ(어머나)」。なんとなく出だしが、フォークダンスの「マイム・マイム」みたいな感じ?
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これをきっかけに、アイドル界にもトロットブームが出てきて、あのスジュSuper JuniorがSUPER JUNIOR-Tというトロットを歌うサブグループを結成して 「로꾸거(ロクゴ)」や「Tok Tok Tok 똑똑똑」をリリースしたり、BIGBANGのD-LITEが「날 봐 귀순(ナルバキスン)」をリリースしたりと2000年代はトロット豊作の年だったようだ。

「ロクゴー ロクゴー ロクゴー マレマル(로꾸거 로꾸거 로꾸거 말해말)」っというのも耳につくが...
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ナルバキスンの日本語版がなんだか耳から離れなくなってくる。
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2009年にガールズグループからトロット歌手に転身し、今や「トロットの女神」と呼ばれているホン・ジニョン홍진영の誕生も、2000年代がトロットの年だったことを物語っているのではないか。そういえば、TwiceのジヒョがSIXTEENのサバイバル・オーディションでジニョンの初トロット曲「Love Battery사랑의 배터리」を歌っていたよなぁ。こんなふうに私も知らないうちにトロットに触れていたわけだ。もしかして「3MEN」もこちらのブームに乗ってデビューしたのだろうか。
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なお、上のウェブサイトによると、現在のトロットブームは、2019年の「明日はミス・トロット」というトロット歌手向けサバイバル・オーディション」とのこと。そして、この成功を受け、今度は「明日はミスター・トロット」という男性トロット歌手のオーディション番組が開催され、そこで優勝したイム・ヨンウン임영웅は、BTSも上回るような人気とのこと。その人気っぷりはこちらのWebサイトに詳しい。
mag.nhk-book.co.jp

その後もトロットグループを芸能人がプロデュースした結果Super Five다섯장というグループが誕生したり、トロット専門の音楽番組も放映されているくらいなので、トロット人気が伺えるというものだ。

だいぶ前置きが長くなったが、今回「3MEN」の皆さんが披露してくれた歌3曲中2曲は、どうやらトロットの定番曲だったらしく、隣で見ていた方が教えてくれた。
一つは、パク・グン 박군の「One Shot 한잔해」。毎日毎日1杯飲もうぜ的なノリノリの曲だ。
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そしてもう一曲は、パク・サンチョル박상철の「無条件무조건」という曲。

チャラチャラ〜という歌い出しからの「チャチャラチャラチャラ チャッチャッチャッ」までのインパクトよ。チャラチャラ/トロットで曲名が検索できた上に、Crazy Ken Bandがライブでこの曲をカバーしていたり、川﨑麻世が日本語で歌っていたりするから面白い。
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BTSも歌っているくらい有名かつ人気の曲だということがよくわかった。
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3MENのオリジナル曲としては、こちらの삼세판 (Let Me Be Your Man) を歌っていたような気がする。3人とも歌がうまくて、かつキレキレのダンスもできて...トロットとK-POPの区別をどこでつけるのもなのか、だんだんわからなくなってきます。
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[NZ 2024]クライストチャーチグルメ。ジンやワインを楽しむのはいかが?

1月は3週間ほどの期間をニュージーランドで過ごした。美しく整った街並みと自然や親切な人たちとの出会いがあり、大変楽しく過ごすことができた。このブログには、旅の記録を残しておこうと思う。

まずはクライストチャーチカンタベリー地震クライストチャーチモスク銃乱射事件などで名前を知った場所だったが、ここでは美術館や街の散策を楽しんだ。一番印象的だったのは、「お酒の飲み比べ」だろうか。思い出深い2つのお店を記録しておこうと思う。

Cellar Door(セラードア)
Cellar Door - Christchurch Wine Bar

ワイン・フライト(Wine Flight)と呼ばれる、テイスティングセットが豊富で、NZワインだけでなくフランスやスペインなどのワインも比較できるセットもあった。私たちはあえてNZの白ワイン縛りで試してみることに。
Black Sheep(18NZD)は、白い葡萄品種でできたワイン4種類、そしてChardonnay to Z(24NZD)は、NZの異なる地域のシャルドネを試すというセット。正直、サーブしてくれる方が特別ワインに詳しいわけでもなくサービスは雑だと感じたけれども、料理の満足度は高かった。

Gin Gin
HOME - Gin Gin

New Regent Streetという、カラフルな建物が立ち並ぶエリアにあるジントニック専門店。お料理も美味しく店内がおしゃれなバーだった。20種類くらいあるNZジンからいくつかを選んだジン・フライトを試してから、自分の好きなジンを頼むのがいいのではないか。


料理もさることながら、ジンで煮た🍐梨が美味しかった。バーの人の推しジントークが最高だ。

他にも美味しいごはんはたくさんあると思うので、ぜひ食事を満喫してみてほしい。

[Karuizawa 2023]いつもの旧軽井沢グルメ

その他の軽井沢グルメをこちらに記録したい。

カスターニエ 軽井沢ローストチキン
昔、地元の方に教えていただいたローストチキン専門店。いつもは前菜、ピザ、チキン+デザートでとってもお得なカップルコースを頼むのだが、今回はローストチキンのハーフだけ注文し、あとはサラダ、しいたけロースト等をオーダーしてみた。こういう頼み方も、炭水化物を控えたい大人のオーダー方法として悪くない。
www.kastanie.co.jp

アトリエ・ド・フロマージュ 軽井沢ピッツエリア
こちらも、歴史あるチーズ屋さんが運営する人気店だ。予約枠が限られているため、基本はノートに記名してから、名前を呼ばれるまで待つスタイルなので、冬場の寒いときは少し辛いかもしれない。ただ、ご飯は美味しい! チーズフォンデュ(ブルーチーズ)を1人前オーダーし、野菜やソーセージを追加、あとはチーズの盛り合わせにサラダをオーダーしたのだが、チーズの味が優しいのでちょうどよかった。チーズは重いしちょっと難しいかと思っていたけれど、コースでなく単品注文だったら大丈夫だな。ぜひ日本ワインとともに試していただきたい、おすすめです。
www.a-fromage.co.jp

萬里
地元で人気の台湾料理屋さん。軽井沢で外食するとどうしてもスノッブな場所が多くなるので、こういうところでいつも通りのごはんを食べるのもいい。名物のピリ辛にらそばを食べたが、大変美味だった。
www.karuizawa-on.com

軽井沢川上庵
こちらは「東京で」いつものお蕎麦屋さんなのだが、一回は軽井沢のお店に行ってみたくて立ち寄ってみた。選んだのは、2店舗あるうち、旧軽井沢にある店舗。19:30頃ならとりあえずは予約なしでも入れそう。味は都内のお店と変わらず美味で雰囲気もあってよかった。ランチは3時くらいでも並んでいたので、ぜひ夜遅い時間を狙ってみることをおすすめしたい。ちなみに今回は頼み過ぎたパターン。次回は、そばを大盛りにして汁を2種類頼もうかと思う。

[Karuizawa 2023]藤田嗣治作品だけを収蔵。安東美術館に行ってみた

2022年10月に軽井沢にできたばかりだという、新しい美術館に行ってみた。なぜなら、藤田嗣治作品にこだわり、初期から晩年にかけての作品"のみ"を収蔵している、というのを知ったからだ。

藤田の特徴である「乳白色の肌」の手法を使った女性の絵、そして、オーナーである安東夫妻が藤田を知るきっかけとなった「猫」を含む作品、そして「聖母子」を描いた作品。自画像、そして戦争画(国立近代美術館にあるような大きな作品ではなく、戦車などの絵をあしらった装丁の本や雑誌)もあって、十分楽しむことができた。美術館内でも無料で飲み物提供があるのもありがたいし、隣にHarioのカフェが併設されているので、ランチなども楽しめる。

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藤田嗣治最後の結婚相手、君代氏の親族が寄贈した、プライベート写真も珍しい。何よりも、私的なコレクションを開放してくださった安東夫妻がすごいな。