[NZ 2024]NZワインの8割以上が生まれるマールボロ地方でワイナリー三昧

NZワインの8割以上が生まれるというマールボロ(Marlborough)地方に行ってきた。その拠点となる場所、ブレナム(Blenheim)に宿泊し、そこから合計6つのワイナリーへ行って来た。こちらにはその全てを記録しておこうと思う。

Saint Clair Family Estate
家族経営のワイナリー。情報サイトによれば、1994年の最初のヴィンテージから金賞を受賞しているらしい。


予約せずに立ち寄ったが、その場で予約して30分後くらいにテイスティングメニューにありつけた。担当者が丁寧に解説しながら五種類ほどのワインを試飲できた。どれも最高に美味しかったが、初日からたくさん購入しても仕方がないので購入は断念することに。日本ではピーロート・ジャパンで買えることを店舗で確認したのだが、ラベルが微妙に違うのは何故だろう。輸出用は現地で試飲したのとはまた異なるシリーズなのだろうか。
https://pieroth-trade.jp/saint-clair-merlot17/

Claudy Bay
ニュージーランドといえばソーヴィニヨン・ブラン、というのを世界に知らしめたワイナリー。ここは流石に人気だろうと思ったので、数週間前にテイスティングを予約していった。

他の場所に比べてテイスティングは少しお高めで、かつ、ワイン1本1本の解説はそこまで丁寧ではなかったのは少し残念だったが、素晴らしいレストランだった。ここでパーティーなんかできたら素敵なんだろうなぁ。モエ・ヘネシールイ・ヴィトングループの傘下にいるので、入手は比較的簡単で、どこの空港でも大抵売っている印象。今度このワインに出会ったら、ソーヴィニヨン・ブランを味わってみようと思う。

Lawson's Dry Hills
元々はローソン夫妻がぶどう栽培だけを行なっていたそうだが、1992年から自社ブランドでのワイン生産に乗り出したとのこと。ワインラベルに使われている山並みの風景は、こちらのセラーのすぐ外に広がっていてそれだけで感動してしまう。

なお、こちらのワイナリーのワインは、2000年エアー・ニュージーランド・ワイン・アワードに出展した11ワインがすべてアワードをとったとか。すごいなぁ。日本にも富山のVillage Cellars Ltd.さんをはじめ取引先があるとのことなので、ぜひ購入したい。
【ヴィレッジ・セラーズ】ワイン:オーストラリア/ニュージーランド/カリ フォルニア/オレゴン

ローソンズ・ドライ・ヒルズ Lawson's Dry Hills | ワイングロッサリー

Villa Maria
オークランドで創業されたワインメーカーで、北島のオークランドとホークス・ベイ、そして南島マールボロにワイナリーがある。なかでもマールボロが一番大規模で、主にソーヴィニヨン・ブランピノ・ノワールを生産しているとか。畑の中にあるセラーには8人がけのカウンターがあり、こちらで試飲ができる。"The Attorney "という名前のピノ・ノワールは、その名前から弁護士さんへのプレゼントによく使われる、とのことだった。

ヴィラ・マリア - 三国ワイン

Allan Scott
マールボロ地区で最初のワイナリーの一つらしい。現在は、創業者のアラン・スコットから、長男のジョシュ・スコットが受け継いでいるとかで、Joshプロデュースと思われるアメコミ風のラベルのワインが印象的だった。


実はここで食事をしたせいか、あまり細かいワインの記憶がないのだがwテイスティング+ワインでそこまでお高い感じはなく、美味しかったのでおすすめです。
日本ではこちらからオンラインで購入可能。
アラン・スコット | ワインの通販オンライン ワッシーズ

Forrest Estate Winery
マールボロ出身のJohnとBrigidという医者夫妻によって創設された家族経営のワイナリーで、こちらも大規模なテイスティングエリアがあった。30名以上のキャパがあるイメージで、外にはフードトラックも来ていたので、ピクニック気分でくつろぐことができるところだった。


帰国してから感動したのは、ニュージーランドワインを扱うワインバーのイチオシワインがこちらのものだったこと。家族経営のワイナリーのものが日本でも飲めるのは結構感動的だと思った。
ニュージーランドワイン フォレストエステート・ソーヴィニヨンブラン - ワイン屋

Nautilus Estate
1985年設立であり、Lawson’s Dry HillsやVilla Mariaとともに、ニュージーランドの名門12生産者グループ"the Family of Twelve"のひとつ。ラベルのモチーフとなっている「オウムガイ」の殻を見せていただいた。落ち着いた雰囲気の中でテイスティングさせていただいたが、どれも美味しかった。


ちなみに、新宿伊勢丹のワイン売り場の数少ないニュージーランドワインセレクションのひとつはこちらのSauvignon Blancのワインだったので、バイヤーさんのお気に入りなのかもしれない...というわけで日本でも購入可能です。
ノーティラス | ワインの通販オンライン ワッシーズ


ニュージーランドのワイナリーはどこも「セラードア」(試飲直売所)が整備されているので、まわるだけで楽しいと感じた。大抵セラードアの裏には、そのワイナリーの畑が広がっており、雄大な眺めにゆったりとした気持ちになれる。今回思ったこと。大手はともかく、家族経営のワイナリーでも意外と日本と取引しているワイナリーは多い。特に長期旅行だと、荷物の重量制限などを考えると持ち帰ることができるワインの本数には限界があるので、日本で買えないものを中心に購入することをおすすめしたい。

もし今度来る機会があれば、2月が良いかな。Wine and Food festival に行ってみたい。

https://marlboroughwinefestival.com/