味一番@亀戸の100円貝鍋はクオリティ高し。

最近、亀戸エリアの友達と遊んでもらうことが多い。
asquita.hatenablog.jp

今日は、「味一番」という居酒屋に連れて行ってもらった。決して繁華街にあるとはいえないお店なのに、店内は大混雑だ。コスパがよいというので評判のお店とのことだが、ただでさえ安いのに、色々半額キャンペーンもやっていてびっくりした。

ワゴンには「本日の食材」が盛ってあり、そこからも調理は可能とのこと。
このお店を行き付けにしている友人からすると、ほっけ(ただしサイズがすごいので半身)、と刺身の盛り合わせは欠かせないらしい。たしかに刺身は豪華。ウマヅラカワハギ?らしき魚とそのキモとか、安いお店では珍しそうなものものっている。ワゴンに乗っているのを発見してアンキモポン酢を頼んだがこれも普通においしかった。


でも極めつけはこれかな。蛤鍋100円。値段から考えて蛤しか入っていないのかと思ったら、あさりとか出汁の出る貝がたくさん入っており、このいいお出汁のなかに鶏肉やお揚げ、シメジなどが入っているのだ。なんというメニュー! 友人いわく、期間限定といいながら、いつも100円らしい。このお鍋だけでも満足できる。素晴らしい居酒屋だと思った。

Djangostationの動画チャンネルが復活!?

"Djangostation"は、マヌーシュ・ジャズ情報を知りたい人のオアシスだ。一時は主催者Cristof氏がサイトを売り渡すことを示唆したりして、継続されるのかどうか心配もしているが、2017年現2月現在情報は更新されているので、とりあえず安心はしている。
そのDjangostationは、"DjangoStationVideo"というチャンネルを持っているのだが、2014年5月以来まったく更新されていないため、「もう映像の配信はしないのだろう」とばかり思っていた。しかも、最後にアップされた動画は、「マイクテスト用」ということだったし…。

ところが、その期待していなかったチャンネルが2017年1月13日に以下の映像がアップしているではないか。約3年ぶり!

一瞬、Djangostationが主催するイベント"Soirées Djangostation"が復活でもしたのかと思ったが、違った。2013年4月3日に、パリのジャズクラブ、 aux Petits joueursで開催された、アドリアン・モワニャールAdrien Moignardとアントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyerのデュオ演奏動画だ。

asquita.hatenablog.jp


なぜこの動画を今更…と思ったが、もしかして今年からDjangostationは動画配信を強化したりするのかな。そして、そのテストを兼ねて過去の動画をアップしてのだろうか。ちょっと期待してみていようと思う。

ステファン・グラッペリの手でボサノヴァ風になったジャンゴ・ラインハルトの名曲"Nuages"

フランス国立視聴覚研究所INAの映像をあさるのに凝っている。けっこう頻繁にいい映像をアップロードしてくれるのだ。
asquita.hatenablog.jp

最近の面白かった映像はこちら。1970年11月の映像で、ステファン・グラッペリStephane Grappelliのバイオリンにドラムにダニエル・ユメールDaniel HUMAIR、ベースのジャック・ソーウィングJack SEWING、そしてピアノのマーク・エムラーMarc HEMMELERが演奏している、ジャンゴ・ラインハルトの名曲"Nuages"なのだが、なんとなくボサノヴァの息吹を感じるのは私だけか。ダニエル・ユメールの仕業だな。

"Nuages"はしっとり、たっぷり演奏されることが多いので、面白いなぁと思ってきいていた。

グラッペリついでに"Sweet George Brown"の演奏も見つけた。こちらは、ジェラール・グスタンGérard GUSTINのオーケストラをバックに、Sacha Distelサッシャ・ディステルのギターとの共演だ。こちらの演奏にはスウィングを感じる。

グラッペリからサッシャときたので、最後にサッシャの"Nuages"も。こちらは、しっとりジャジーなバージョン。こちらのほうが私が持つ"Nuages"のイメージいに近い。

リズムによって曲の表現はまったく変わってしまうものなんですなぁと改めて感じたのであった。

Florin Niculescu Live Tour in Tokyo 2017@代官山ヒルサイドプラザ

f:id:asquita:20170215121319j:plain
ルーマニアブカレスト出身、バイオリニストとしてパリをベースに活躍しているフロラン・ニクレスクFlorin Niculescuが実は過去にも来日しており、今般3回目の来日ツアーをすると知った。フランスベースの人なので、てっきり「フロラン」とか「フローラン」かと思っていたが、カタカナにすると「フローリン」なのね。
まあとにかくそんなことを知ったので、ジャズ友Aちゃんを誘って、代官山のライブに赴いたのだった。

観客の方はご年配が大部分で、なんだか珍しいお客さんの層だな、という印象。司会は現在パリでDidier Lockwoodの学校に通っているらしいバイオリニスト、石内氏が担当されていた。前半はフローリンとヒューゴ中心に、トリオとの演奏となった。せっかくセットリストを事前に渡してくださったのに、そこにない曲をやるのがジャズミュージシャンっぽい。
休憩を挟んで後半からは、石内氏は河野氏も加わり、「だれでも知っているシャンソン"枯葉"」から、マヌーシュ・ジャズの定番ナンバーに向かっていった。そっか、Florinのアルバムの"Django Tunes"は収録曲すべてジャンゴだもんな。私が大好きな"Artillerie Lourde"や"Troublant Bolero"の演奏があったのは嬉しかった。

石内氏以外の日本からのサポートメンバーの強い個性や主張が感じられなかったのは、やはり中心の2人を立てよう、と思ったのかもしれないなぁと思いつつ、フローリンの生バイオリンを見られたのは満足。でもなぁ、やっぱりちゃんとリズムギターありきの編成で楽しみたかったというのも本音。「本物の編成がみたけりゃヨーロッパに行け」ということか。

★メンバー★
フローリン・ニクレスクFlorin Niculescu (Vl.)/ヒューゴ・リッピHugo Lippi (G)
石内幹子 (Vl.)/北島直樹 (Pf.)/河野文彦 (G)/笠原本章 (B)/横山和明 (Dr.)

★Set List★
1st set
1. Out Of Nowhere
2. Opportunity
3. More Than You Know
4. The Song Is You

2nd set
1. Les Feuilles Mortes
2. Coquette
3. Artillerie Lourde
4. Troublant Bolero
5. Belleville
6. Vipers Dream

パクチードレッシングのレシピ

ナンプラー大1、ライム汁大1、赤唐辛子1-2本、はちみつ大1/2~1、にんにく1/2~1片、干しエビ4匹、ピーナッツ4粒、そしてパクチーを大量に。これでおいしいタレができるらしいです。
いつか試したいのだが、めんどくさがりやはなかなかこういうことをしなくてね。ピーナッツを刻むのが面倒なんだなきっと…。

INAアーカイブでブラジル音楽の旅を。

先日、フランスの国立視聴覚研究所INA (Institut National de l'Audiovisuel)のアーカイブで貴重なマヌーシュ・ジャズの映像を拾い上げていたが、ブラジル音楽好きにも垂涎ものの映像がたくさんあることを発見してハマっている。
asquita.hatenablog.jp

Trio Esperancaという姉妹ボーカルユニットの映像。途中で活動拠点をフランスに移したからこういう映像が残っているのだろうか。

サシャ・ディスティルSacha Distelとディオンヌ・ワーウィックDionne Warwickが、バーデン・パウエルBaden Powellのギターで「イパネマの娘」など歌っている1964年の映像。サシャの番組に出演した時のものらしい。

タニア・マリアTania Mariaが自分のバンド、Les TEMPERSとともに演奏している映像。いつみてもカッコイイ。タニアの映像はこのアーカイブにたくさんあるので、しばらく楽しめそうだ。

1969年のSergio Mendes & Brasil '66 "Mas que nada"のライブ。

Sergio Mendes & Brasil '77による、 "Pais Tropical"。72年頃の映像らしい。

お、ウィルソン・シモナルWilson Simonalの"Pais tropical"もあるぞ。こちらは70年のテレビ番組での映像。


ジルベルト・ジルGilberto Gilが2009年にFrance 2に出た時のライブ映像。フランス語で歌っている。

このまましばらく家に篭って聴いていたら、あっという間に数日が経ちそうだ。チャンネルが分散していて探しにくいのがネックだが、しばらく飽きずに珍しい映像を探していられそう。

第2回Manouch' Muzik Festivalのライブ映像が続々登場。ビレリ・ラグレーン、スティーブ・ラフォン、Samarabalouf...

フランスはスペイン国境に近い、ミディ=ピレネ地域圏のアリエージュ県では、2016年8月13日~15日まで行われていた、第2回マヌーシュ・ミュジーク フェスティバルManouch' Muzik Festival de Mazères (MMFM)。出演者にビレリ・ラグレーンBireli Lagreneが出るらしい…ということで、その動画を待っていた。
asquita.hatenablog.jp

ポスターの字のサイズからみても、2016年版の主役は明らかにビレリ・ラグレーンBirelli Lagrèneだろう。そのビレリとスティーブ・ラフォンSteeve LaffontがMMFMで共演しているライブ映像がアップされ始めた。

フランスはニーム出身のヴァイオリニストで、最近はスペインのAlbert Belloとの活動が多いトマ・クレズマーThomas Kretzschmarとスティーブ・ラフォンのライブ映像。色々なゲストも登場するが、聴き心地のよいスタンダードなマヌーシュ・ジャズを楽しめる。

いつもとがった演奏をきかせてくれる、サマラバルーフSamarabaloufのライブ映像も。

3月には本フェスティバルの前座イベントも開催される模様。地元の人はさぞこのフェスの開催が待ちどおしいのだろうな…。
f:id:asquita:20170210224711j:plain