魚百@神保町でニクの日ランチ

ここの名物料理である「魚河岸海鮮丼」というのがある。海鮮丼と、食後に鯛茶漬けがついて1,000円しないようなお値段だ。それが、ニクの日に行くとさらにお得。

具が豪華過ぎて、ご飯よりも具が多いような錯覚に陥る。しかもこのシメの鯛茶漬けは絶品で、ものの15分で食べ切ってしまった。大満足!

本日のような日差しのきつい日に列を作るのはちょっとツラいが、後悔しないおいしさであることには間違いない。

ここはまた行きたいな。夜も行きたい。

マヌーシュ・ジャズの軌跡を学術的にたどるイベント。"Introduction au jazz manouche, autour de Django Reinhardt"

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フランス、パリのシャンゼリゼ通りの先のいわゆるラウンドアバウト(環状交差点)のところにある劇場、その名も「ロン・ポワン劇場(Theatre du Rond Point)。ここで今年面白いイベントがあったようだ。"Nos disques sont rayés"(傷つけられた私たちのディスク(レコード)-直訳)というフェスティバルで、第三回目のシーズンでは、都会の辺境、というようなことをテーマにさまざまなイベントが開催されたらしい。
www.theatredurondpoint.fr


辺境、移民、郊外…とくれば、「マヌーシュ」だって辺境の問題のひとつだろう。というわけで、このイベントでは、ジャンゴ・ラインハルトの孫、ダヴィド・ラインハルト(David Reinhardt)と、彼の15年来の友人でもあり、マヌーシュの血を引く有名ギタリスト、マチュー・シャトレン (Mathieu Chatelain)が、マヌーシュの起源や歴史、なぜフランスにわたってきて、ジャンゴはどのように音楽に寄り添い、マヌーシュ・ジャズというスタイルを紡ぎだしたかを語る、という大変素敵なイベントだった模様だ。

イベントは2019年2月9日に行われたらしく、イベントの動画を発見した。

マヌーシュ(ジタン、ロマ)で使われる単語の話や、グラッペリとジャンゴの出会いの話、第二次世界大戦の際に強制収容所に送られた話、ヨーロッパのジタンたちの文化や言葉がどのようにはく奪されていったか、ビバップとマヌーシュ・ジャズの関係まで、いいことから悪いことまで、幅広く語られるので、非常に勉強になる。そして、その音楽の発展は、凄腕ギタリストたちの生演奏とともに語られるのだ。戦後となる1959年、ビバップ時代にMiles Davisの名曲"So What"が一世を風靡したが、これは、いわゆるジャズ・モダールと呼ばれる、いわゆるコード進行よりもモード (旋法)を用いて演奏されるジャズ。それより20年以上前に、ジャンゴ・ラインハルトは”Appel Indirect"で同じ手法で曲を作っているというのだ。
おお、確かに!

フランスでは何かと差別されがちなマヌーシュの素晴らしい音楽文化がより多くの人に広がるといいなぁ。

「サンバ」。セネガル移民の役でオマール・シー大活躍。ブラジル要素も登場!


2014年、フランス、エリック・トレダノ監督

主人公は、「最強のふたり」で観客を虜にしたオマール・シーが演じる青年、サンバ・シセ。レストランのシェフであるおじを頼ってまじめに働いていたが、ビザの更新を忘れたことがきっかけで国外退去を命じられる。その時担当をしてくれた、移民支援協会のアリスとちょっと近い仲になりつつ、故郷のセネガルにいる家族に送金すべく、日雇い仕事で頑張っている。
ブラジル出身だというウィルソンに助けられながら、どうにか生きているが、ある事件をきっかけに、サンバは国を去る決意をするのだった…。

移民がフランスで生きるというのは、まさにこんな感じなんだろうな。とにかく警察に目を付けられないように品行方正に生きているのに、ちょっとのことでつかまったりして、結果身分を詐称せねばならなくなる人だっている。そもそもフランスが植民地にしていなければもう少し暮らし向きがよかっただろうに、さまざまな理不尽に身をつまされる。

テーマも暗ければ、とてもいい演技をしているシャルロット・ゲンズブールの演じるアリスもなかなかのメンヘラっぷりでともすれば暗い映画になりがちな映画なのだが、なぜかそこまで暗い感じがないのが、この映画のいいところだ。そのヒントはサントラにあるのではないかと思っている。Earth, Wind & Fireは、「最強のふたり」の監督が手掛けたと知ったらまあ理解できるのだが、けっこうよいブラジル音楽がsound trackに使われていて、よかった。

Gilberto Gil の"Palco"とか。

Jorge Benjorの"Take It Easy My Brother Charles"とか。

とくに、このPalcoは、キッチュでMPBっぽくていい感じだった。Djavanかと思ったら大御所か!という感じ。映画の雰囲気づくりの音楽はけっこう大切だ、ということを示す映画でもある…気がする。

中村玄@恵比寿で美味しい中華と食べ放題パクチー


久しぶりにこのお店に来た。線路沿いをちょっと歩いて、雑居ビルの二階。看板が出ていないので、非常にわかりにくいが、「西田ビル」とかいた建物を探して、その二階に行けば到着だ。
突き出しに出てくるパクチーは食べ放題。

だが、実はパクチー料理は数種類しかない。老虎菜という非常に辛いパクチーサラダと、パクチーシュウマイ、それにもう一皿くらいか。基本はどの料理にも好みに応じてパクチーをのせて食べるということになる。

ちなみに、突き出しに出てくる唐辛子のスナックみたいなのが、見かけと異なりあまり辛くなくて美味だった。シメは野菜たっぷりの麻辣香鍋(マーラーシャングォ)と、その鍋に残ったスパイスで食べるエビそばかな。鍋自体にスープが入っていないタイプのものなのだが、花椒がたっぷり入っていて、それはそれは美味しい鍋でした。

ベトナムちゃん@大久保。なにせベトナム風たこ焼きが最高!


エスニック料理が食べたくなる季節、新大久保にベトナム料理を食べに行った。某所で食べた老舗ベトナム料理のフォーがどうもイマイチで、しかもサービスもよくなかったので、なんだか別の体験がしたくなったから。

お店の名前はちょっとふざけているなぁ…という感じだったが、味がとにかくいい。青パパイヤのサラダからその味にうなっていたが、その後食べた揚げ春巻きも揚げ豆腐も美味しかった。


一番美味しかったのが、バインセオと迷って食べた「バインコット」というもの。メニューには「ベトナム風たこ焼き」という説明がされていた。ここのお店オリジナルというわけでなく、実際にベトナム南部で食べられている料理らしい。とろっとろのものをレタスをはじめとしたハーブ類で食べる。食べたことない触感でしかもおいしい。なんだこれ! かなりはまりそうだ。

ちなみにこのお店、フランスのワインも豊富に用意されている。ワインとベトナム料理を食べたい人にもいい。冬場は鍋もあるみたいで、これまた試してみたいな。

宮古島+多良間島 3 Days - 美味な魚を「浅草」で。

宮古島でお寿司屋さん?」と思ったが、おつまみが充実した素晴らしいお店だった。

7時くらいに行ったのだが、ぐるくんのから揚げはすでに売り切れ…。お刺身の盛り合わせなんかをつまみながら、海ぶどうやら地魚のまーす煮などを愉しんでいたら、とてもじゃないけれどお寿司まで行きつかないまま終わってしまった・・・。どれもこれも美味しかったが、とくにバクダン(お刺身の切り落としをネバネバ系の納豆や生卵と混ぜたもの)は美味しかった。

宮古島+多良間島 3 Days - マンゴ農園でマンゴを買う。


実は、沖縄県、そして宮古島がマンゴ生産量日本一だとは知らなかった。(勝手に宮崎県だ思っていたのだ)。今回、まさかのマンゴのシーズン!というわけで、マンゴ農園にお邪魔した。
私が行った農園は、すごくマンゴ栽培に長けたところで、それこそ他のマンゴ農家さんが見学に来ちゃうくらい。そして一日に二回収穫するので、繁忙期は本当に忙しいとか。

いわゆる道の駅等では、ほぼ農家直売のお値段なので、単にお値段の話ならそこまで農家直販購入にこだわる必要はない。ただ、マンゴが木になっている様子というのは、なかなかみることがない。貴重な体験だった。

今回宮古に来て一番新鮮だったのは「ミニマンゴー」という存在。これは、うまく受粉しなかった結果、ビワあるいは卵程度にしか育たなかった、あるいは色味が悪かったり傷がついたマンゴを10個くらいまとめて、地元で1300円前後で販売しているのだ。贈答品でなければ、私にはこれで十分! 味はもちろん普通のマンゴと何ら変わりはありません。これは見学に出ることはないと思うので、見かけたらぜひ買うべし!

宮古島のマンゴー事情はこちらに詳しいです。
travel-star.jp