2002年、ブラジル、フェルナンド・メイレレス監督、Cidade de Deus
久しぶりに再度観た映画。
ブラジルの貧民街ファヴェーラの地区、シティ・オブ・ゴッド(神の街)。ここは、麻薬、銃、恐喝が日常的で、つねにギャングが頂点を目指して殺し合いをするような環境だ。子供たちもギャングの一員となって悪事に加わる日々。
その街中に住む子供たちそれぞれに焦点をあてながら、ストーリーが進んでいく。
構成といい、展開といい文句はないのだが、人が死にすぎる。しかも、それが子供ばかりだったりするところが観ていてつらくなってしまう。幸せになりそうな人まで、銃で死んだりすると、もうやりきれない…。しかもこれが実話をベースにしているというのだから、辛すぎる。
唯一の救いは、このファヴェーラから実際にAlexandre Rodrigues(アレシャンドレ・ホドリゲス)という写真家として活躍している人がいる、というところくらいかなぁ。あと、音楽が好きなら、歌手としても活躍しているSeu Jorgeが出演しているところかな。