アジカンのファン感謝祭に行ってきた。その所感はmusicircusをご覧いただくとして、その他の雑感をこちらに書いておこうと思う。
musicircus "Especes d'espaces"
ASIAN KUNG-FU GENERATION デビュー10周年記念ライブ「ファン感謝祭」@横浜スタジアム
最近はジャズライブに行く確率が多くて、いわゆるメジャーなJ-POPを生演奏で聴くの数年前のフジロック以来だったので、色々新鮮だった。
一番気になったのは、手拍子について。
昔から、ライブに行くたびに違和感を覚えていることがあった。音に乗りたい方としては、二拍子と四拍子に手を打ちたいのに、一拍子三拍子に合いの手を入れる人がいて違和感を感じていたのだ。アジカンのライブにはそれを解決をする絶妙な解決方法があった。それは、一拍子と三拍子に、手を打つだけではなく、手を振りかざす、という方法。この方法は今のJ-popライブの主流だったりするのかしら。これだったら、日本語の歌詞の流れにぴったりと合う気もする。手拍子を打つ時は、毎拍子打つ。また、曲によっては、手拍子も変拍子になったり。たとえば「君の街まで」の途中の部分とか。
適当なようでいて、きちんと一体感を以て手拍子や手かざし(!?)をする観客に感銘を受けた。観客としても心地よい。乗りながら歌って、そして、決して順風満帆ではなかったであろう10年の月日を想って、ちょっと泣きそうになった。
ファン投票の結果は、2位にRe:Re:が入っていたのは大満足だ。ただ、ライブ全体を通して実は聴きたかった曲は、いくつかある。
「架空生物のブルース」、あの間奏部分、好きなんだよね。
「ラストダンスは悲しみを乗せて」、曲のテンションとともに、ライブ会場で盛り上がりたかった。あと、この曲のドラムが好き。生で聴きたかった。
ドラム、というところでは、「ブルートレイン」も聴きたかったなぁ。絶対演奏すると思ったのに…。ちなみに、同行した友人は、「新世紀のラブソング」が聴きたかったといっていた。
もっとも、これだけの曲があれば、聴きたい曲がそれぞれ異なってきてしまうのも当然か。それだけ、いい曲が多いんだね。
生演奏でもアルバムを聴いているみたいにきちんと再現されていた。当たり前だろうが、みんな、上手だったなぁ。要領が悪くてグッズが購入できなかったのが、唯一の後悔である。
ライブ終わって数日、アジカンのアルバムをたくさん聴いている。今更ながら気に入った曲が、ファン投票も、そしてアジカン内のメンバー投票でも9位だったという「それでは、また明日」。こればかり聴いている。年末まであと数カ月、聴きすぎて、iPodの再生回数を大きく伸ばすこと、請け合いだ。
ところでアジカン内でのメンバー投票1位の曲って何だったんだろう…。