Michael Jacksonの名曲"P.Y.T."をJacob Collierがアレンジ。

ジェイコブ・コーリアーJacob Collierは、1994年生まれ、ロンドンをベースに活動するミュージシャンだ。ジャンルにとらわれることなく、ボーカルはもちろんのこと様々な楽器をこなし、各地のジャズフェスにも招聘されている模様。2011年12月にYouTubeに自分のパフォーマンスをアップロードして以来、各方面で話題になっている。

そういえば昔、これを観たことがあったなぁ。"Don't You Worry 'Bout A Thing"を全部アカペラで歌った映像。

そのジェイコブが、"P.Y.T."をパフォーマンスしている映像をたまたま見かけた。

なるほど、生ライブだと音響のせいかちょっと良さが伝わらないな。
こちらのPVがカッコイイ。

10代でこんな才能を発揮するとは、今後が末恐ろしい。活躍に期待できそうだ!

【Saipan 4 days】サイパンは海だけではない! 島内観光はぜひすべし。

ダイビングと食事に明け暮れるのもいいが、サイパンに行ったら、きちんと解説付の観光ツアーに行くとよい。しかも日本人ガイドの方にお願いしたい。というわけで、以下簡単に振り返ってみる。

★バードアイランド

その名のとおり、石灰岩のおかげで鳥がたくさん棲む小さな無人島だ。チャモロ語でもIsleta Maigo Fahang=鳥が眠る島、と呼ばれているらしい。こちらは対岸から眺めるのみ。海をのぞくと、ウミガメがたくさん泳いでいるのだが、これは教えてもらわないとなかなか気が付かない。

★グロット

人気のダイビングスポットらしい。今回私は外から眺めるのみ、でした。


★砂糖王公園
サイパンに製糖事業を立ち上げた、松江春次さんという人の銅像がたっている公園。奥の方には彩帆(サイパン香取神社がある。ガラパンエリアから徒歩10分程度。

バンザイクリフ
第二次世界大戦末期に、追い詰められた日本人が「天皇陛下、万歳」と叫びながら身を投じた断崖なので「バンザイクリフ」と呼ばれているとか。慰霊碑や供養塔がたくさん並んでいる。

★スーサイドクリフ

こちらは、マッピ山の山頂付近にある展望台で、こちらもバンザイクリフ同様多くの人が追いつめられて身を投じた。当時はアメリカ軍に捕まるとひどい扱いを受けるというウワサが蔓延し、だれも説得に応じなかったとか。そのため、クリフの下には子供も含むあらゆる人の遺体が転がっていたという…。慰霊碑等は、オフィシャルなものだけでなく、手作り感あふれるものも多くあり、色々と考えさせられる場所だ。

★ラストコマンドポスト

最後の司令塔。公園には大砲やら戦車、運搬用トロッコ等が置かれているが、戦車のこじんまりして鉄板の薄いこと…苦しい戦いだったことが予想される。こんなところに防御地点をよく作ったな、うまくカモフラージュされていると感心するが、砲撃のあとなど激戦だったことがうかがえる。
日本政府の慰霊碑の他、沖縄の慰霊碑、そして韓国人の慰霊碑も建てられており、事の複雑さをうかがわせる。

どちらかといえば楽しい類の観光地ではないので、写真を撮ったりする気持ちにあまりならない。穏やかな気持ちで祈りをささげるような観光になった。昨今中国や韓国からの観光客が飛躍的に増加するなか、現地の日本人ガイドからでないときけない話がたくさんある。ぜひサイパンは日本人ガイドにお願いをして観光をすべき場所だと思った。

マライカで世界の布にウットリ。

手芸の類は一切できないが、エスニックな布は大好きだ。一番初めに知ったのは東アフリカの「カンガ」と呼ばれる布。ビビッドな色合いと、布の隅っこに書かれたスワヒリ語のメッセージが魅力だ。その後、海外に行っても必ず民族衣装を購入するクセがついてしまった。お気に入りはラオスのシルクで作った「シン」というスカート。夏の週末はほとんどシンで過ごしていく。
というわけで、浅草橋で「マライカ」の前を通りかかって、すっかりハマってしまった。


なんて素敵なの! これで布バッグとか作りたいくらいだ、作れるものなら。

リストグラフィーシリーズのMusic版が素敵。

www.chroniclebooks.com

自分の好きなものをとにかくリストアップしちゃおうという「リストグラフ」シリーズ。なかでも、"Music Listography"はお気に入りの音楽を色々な切り口でリストアップさせる、なかなか面白い本だった。
「お気にいりの20曲」「結婚式や結団式のような節目の時にかけたい曲」「スローダンス用のプレイリスト」「お気に入りの80年代音楽」「男性ボーカルのお気に入り」「お気に入りコンサート映画」「お気に入りの一発屋」などなど。
こんな切り口で音楽の引き出しをあけていったら、新しい発見ができるかもしれないね。

"International Gipsy Festival" オランダのTilburgで開催されるジプシーの祭典

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Tilburgティルブルフはオランダ、アムステルダムから南に電車で1時間半ほど移動したところにある街だ。ここでロマやシンティと呼ばれるコミュニティのアートや文化にフォーカスして行われているのが、「国際ジプシーフェスティバル」である。第一回目は1997年に開催されたそうで、今年は20回目の開催。ジプシーの文化といっても幅広いので、バルカンブラスのようなものから、フラメンコ、クレズマーミュージック、ジャズ、そしてジプシースウィング/マヌーシュ・ジャズまで、ジプシーに関連する様々な音楽を楽しむことができる。

今年の出演者で、マヌーシュ・ジャズになじみがあるミュージシャンは、オランダ、ヌエネン出身のギタリスト、パウルス・シェーファーPaulus Schäferのトリオと、バジリー一家のバンド、The Basily Familyあたりだろうか。ほぼ一族で成り立っているこのバンドに、ツィンバロムのマリウス・プレダMarius Predaが参加している。

ツィンバロムは、こんな感じでものすごい速さで手を動かして、凄腕ギタリストを圧倒している。

その存在感は、バジリー一家が舞台の前方をふさいでいるような状態でもちゃんと発揮されている。

ツィンバロムが入った構成が楽しめるのはジプシーフェスならでは、だと思う。盛り上がっただろうなぁ…。
International Gipsy Festival

豪華マヌーシュ・ジャズのミュージシャンが多数出演。"Festival Jazz Musette des Puces 2016"をダイジェスト版で楽しむ

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今年もディディエ・ロックウッドDidier LockwoodとマリクMalikが主催するジャズミュゼットを中心とした音楽フェスティバル、"Festival Jazz Musette des Puces"がフランス、パリ郊外のサン=トゥアンSaint-Ouenで開催された。このライブの魅力は、なんといっても大物のライブが無料で楽しめるということだろう。

今年の出演者は、トマ•デュトゥロンThomas DUTRONCにマルセル・アゾーラMarcel AZZOLA、チャボロ・シュミットTchavolo SCHMITT、ニニン・ガルシアNinine GARCIA、ロッキー・グリセットRocky Gresset、ピエール・ブランシャールPierre Blanchardなど、マヌーシュ・ジャズ好きなら間違いなくメジャーと認定できるミュージシャンばかりだ。そして、主催者のディディエは、色々なギタリストとともにバイオリンを聴かせている。雰囲気を知りたい方はこちらのダイジェスト動画をご覧ください。

Thomas Dutroncのライブもアップされています。

なお、昨年の本フェスの様子はこちらから。
asquita.hatenablog.jp

ブラジルのサウンドクリエイター、Ed Mottaの新作アルバム "Perpetual Gateways"

2年前にアルバム"AOR"を気に入った私に嬉しいお知らせ。エヂ・モッタが新しいアルバムを出していた!
細かいことはよくわからない。あのGregory Porterのグラミー受賞アルバムを手掛けた人がプロデューサーだ、ということくらい。

まあでもかっこよければいいよね。2部構成のコンセプトアルバムということで、"JAZZ GATE"サイドの楽曲はこちら。

AORが好きなら、"Soul Gate"サイドの楽曲だな。

うぅわぁぁカッコイイ。今年の夏はこのアルバムでいこう。
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