香港映画のポスター展@国立台湾戯曲学院

何気なく香港映画のポスター展示をみていた。どうせ知っているものはないだろう…とタカをくくっていたが、見覚えのある絵をひとつ発見した。



…これは何だっけ。タイトルに覚えはないが、王家衛の作品だよな。カレン・モク出ていて…「恋する惑星」じゃん!
原題はは「重慶森林」だったんだなぁ。




そしてこれ。ポスターに何も解説がない。この傘がたくさん出てくるシーン知っているぞ。この映画絶対見たことあったんだよな…。MILKYWAYプロダクションのロゴが入っているから、まさかのジョニー・トー作品だろうか。

帰宅して調べてみたら、やっぱり! みたことありました。邦題は「ターンレフト、ターンライト」。そのままですな。

向左走向右走(Turn Left, Turn Right)
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ベルギーのジャンゴ祭り。第15回Festival Django@Liberciesのラインナップ

ジャンゴ・ラインハルトの生まれた場所である、ブリュッセルから電車で15分ほどの距離にある町、ベルギーのリベルシーLiberchiesでは、今年も第15回目のフェスティバル、"Django @Liberchies"が開催される。今年の開催日は5月13~14日とのこと。
今年の出演者は、ビレリ・ラグレーンBireli Lagreneに、シュミット親子(Amati & Dorado Schmitt)、そして、ホノ・ウィンテルステインHono Wintersteinとフランク・ウルフFrank Wolfも名前があるから、ビレリとともにGypsy Projectの陣営かな。グエン・カユGwen CahueのクインテットSelmer #607も出る…ということは、アドリアン・モワニャールAdorien MOignardにノエ・ラインハルトNoe Reinhardt、ロッキー・グルセットRocky Gressetも出演ということか。

こんな豪華なメンバーがみられて、1デイパスは22ユーロ、12歳以下の子供は無料とのこと。あーあ、ヨーロッパに暮らしていたら週末ぶらりとこのフェスに行っちゃうんだけれどもなぁ…。

こちらは過去の同フェスの様子です。
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ジャンゴの音楽に惚れた米国のギタリストが開催するマヌーシュ・ジャズの祭典 "Charm City Django Jazz Festival"

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つい最近米国メリーランド州ボルティモアで始まったジャズフェスがある。ジャンゴ・ラインハルトらしき人物を中心に据えたポスターをみれば、このフェスがマヌーシュ・ジャズを中心にしていることがわかる。
このフェスを企画したのが、マイケル・ジョセフ・ハリスMichael Joseph Harrisだ。地元で、ギタリストのサミ・アーフィンSami Arefinとともに、"Hot Club of Baltimore"や"Ultrafaux"というバンドを結成、それぞれのグループで他のメンバーを招き、ボルティモアおよびワシントンDCを中心に活躍しているそうだ。
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ジャンゴ・ラインハルトの音楽に魅せられた人はたくさんいるけれど、自国でその音楽を普及させるためのイベントまで開催している人はそう多くはあるまい。このフェスの毎年の活動状況はうまく追えなかったのだが、第一回目はステファン・レンベルStephane Wrembelが招かれたようだ。今年行われたらしい第二回目は地元ミュージシャン中心にライブが行われ、マヌーシュ・ジャズファンを多く増やしたであろう映画"Swing"の上映会も行われたとか。すでに2018年の開催も決定しており、なんと、アントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyerの出演がすでに決定している。

主催者、マイケル・ジョセフ・ハリスのバンド、Ultrafauxの演奏はこんな感じだ。彼らの演奏をみていると、わざわざヨーロッパからアーティスト呼ばなくてもイベントが成り立ちそうな気はするが、ミュージシャンや地元のマヌーシュ・ジャズ好きたちは、この音楽の聖地であるヨーロッパからのフェス参加者に盛り上がるんだろうな。


Charm City Django Jazz Festival
http://culturefly.org/calendar/event/8065/1st-annual-charm-city-django-jazz-fest#.WOxde_6xLcc

Les Doigts de l'Homme、パーカッショニストを迎えたニューアルバムを4月末にリリース

2013年に出したアルバム、"Mumbo Jumbo"から4年…。Les Doigts de l'Homme(LDDLH、レ・ドワ・ドゥ・ロム)がいよいよ4月28日にニューアルバムを出すようだ。タイトルは、"Le coeur des vivants"って暮らしの中心とかそんな感じの意味だろうか。
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リードギターの凄腕ギタリスト、オリヴィエ・キクテフOlivier Kikteffにやんちゃなリズムギター、ヤニック・アルコセル
Yannick Alcocerとブノワ・コンヴェールBenoit Convert、そしてベーシストタンギ・ブルムTanguy Blum…とここまではいつものメンバーなのだが、今回のアルバムにはパーカッションにナジム・アルーシュNazim Alloucheという人を迎えている。カホン、という打楽器を導入しているところが、その新しいところだと思う。
最近、France 3の番組、"Le Backstage"に出演し、ニューアルバムから3曲ほど披露したようだ。

この放送局はローヌアルプ地域圏を中心に活動していることから、地元ミュージシャンとしてLDDLHを取り上げたのだろう。良い映像だ。どれもオリジナル曲なのだろう。ちょっとフラメンコみたいな、エスニックな要素が強いメロディだが、ちゃんとLDDLHらしさを保っている。

iTunesでも購入できるようだ。

Le cœur des vivants

Le cœur des vivants

  • Les Doigts de l'Homme
  • Jazz
itunes.apple.com

今年5月16日にはフランス、パリのジャズクラブNew Morningでもライブをやるそうなので、その様子がまたTSF Jazzあたりで見られるのではないだろうか。LDDLHの活動がしばらく活発になると思うと、ファンとしてはうれしい限りだ。

ビストロパクチーズ@恵比寿でパクチー三昧


元同僚とのご飯会。
「何食べたい?」「パクチー!!!」というわけでやってきました、このお店。お店の名前からして、パクチーがたくさん食べられそう。



メニューはこんな感じ。基本的に全メニューにパクチーが入っているが、チェックマークがついているものについては、パクチーがのっている状態のものなので、嫌いな人でも楽しめるメニューということのようだ。

乾杯はパクチーモヒートとパクチービール。モヒートは、ただパクチーが入っているだけ、というタイプのものだった。やはりきちんとパクチーの成分が飲み物に溶け込んでいるタイプのパクチーモヒートにはなかなかお目にかかれない。一方のパクチービールは、色が全体的に緑! 美味しかった。他にもいくつかパクチーものの飲み物がメニューにあったが、飲み放題だとパクチー系は試せないとのことだった。

食事は、コールドアペタイザーを大目に頼んでみた。青パパイヤのサラダ、ガーリックジンジャーシュリンプ、ピータン豆腐、えびワンタン。どのお皿にも十分な量のパクチーがのっかっているので、追加注文の必要はなさそうだった。ちなみに追加パクチーは200円…とかいてあったが、どれくらいの盛りなのかはよくわからなかった。ちょっとしたツマミだけで十分満腹になってしまい、パクチーをあしらったスイーツを食べて食事を終えたのだった。

パクチー爆盛り、というほどではないが、十分にパクチーを堪能ができて、そしてどれも美味しかった。ついついメニューのチェックマーク付きのものばかり注文してしまったが、あとになって、逆にチェックマークのついていないものを頼んだほうが、より食材とパクチーのコラボレーションが楽しめたのかもなぁ、と気がついたのだった。また来てみようっと。ちなみにピータン豆腐はパクチーソースが濃厚にからんでいてかなり気に入りました。

あのジャンゴ・ラインハルトが主人公の映画"Django"がとうとう公開!!

ベルリン国際映画祭」で、あのジャンゴ・ラインハルトを題材とした映画がオープニングに上映されるときいたときは驚いたものだ。以前、「ジャンゴ 繋がれざる者」という映画がジャンゴ・ラインハルトに関係ない西部劇だったことがあったので、「今回は間違いじゃないよね」と慎重に内容をチェックしてしまった。
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あれから3カ月ちょっと。4月26日から、Etienne Comar監督の"Django"は、いよいよフランスで公開されるようだ。
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「映画の舞台は1943年の占領下のパリ。ジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardtは、その軽やかなスウィングを武器に天才ミュージシャンとして頂点を極めており、大きなコンサートホールのライブでも成功を収めていた。同じ時期、彼のジプシーの兄弟たちは迫害されていたのだが、彼は、ナチが彼の音楽を宣伝に利用したいという思惑のなか、仕事において優遇されているのだった…。」
伝説のギタリストが、成功を捨てて音楽でナチに対抗していく様子を描いた映画なのかな、と想像しているが、どうだろう。

日本で公開されるかわからないが、飛行機などで観られるかもしれない。意識しておこうと思う。

ちなみに、老舗ラジオ局FIP(かつてのFrance Inter Paris)では、この映画の公開を記念して、4月24日~27日までジャンゴ・ラインハルトの特別番組を放送する予定だとか。Podcastでも聴くことができるので、お好きな方はぜひどうぞ。
www.fipradio.fr

高雄1DAY ~豪華盛り付けが魅力。右京棧 大吟釀の鍋~


昔「大立伊勢丹百貨」だった建物がある場所。


ライティングがだいぶ個性的なこのビルのはす向かいにある鍋屋「右京棧 大吟釀の鍋」に連れていってもらった。実は別のお店に行く予定だったが、はやく閉店してしまうことが判明し、こちらに来た、というわけだ。お酒や酒粕を使った鍋スープが有名らしい。こちらの「辛い」というのは相当辛いというのをきいたので、今回は辛くないスープを2種類選んだ。


味付けは、ポン酢みたいな味のしょうゆと、腐乳醬の2種類。日本人はどうしてもポン酢っぽい方を選んで食べてしまう。



お店の人のお勧めにそって注文をしたところ、テーブルの上が活け花のエキスポみたいになった。ひゃー、これをみるだけでなんだかテンションがあがる。値段は街中のお店よりは少しお高めかもしれないが、コラーゲンも摂取できるしこんなに豪華なお鍋でこの値段ならリーゾナブルだと思った。インテリアもモダンで素敵。落ち着いて食べることができる。地元の人が推薦する高雄のお鍋屋なので、ぜひ機会があれば訪問するとよいと思う。

右京棧 大吟釀の鍋
高雄市前金區五福三路25號
https://www.facebook.com/youjingzhan/