石川2018パート2_小松空港へ行く前の山中温泉旅


金沢と能登を堪能した翌日、小松空港経由で帰る前に加賀の山中温泉に行くことにした。とりあえずJR加賀温泉駅に行き、そこから「加賀周遊バスCANBUS」という仕組みを使った行くことにした。


山中温泉松尾芭蕉竹久夢二も訪れたという有名な温泉だそうだが、私は初めて知った。奈良時代行基が1300年前に発見した「菊の湯」が今も同じ場所にある。松尾芭蕉が「扶桑三名湯」として草津温泉有馬温泉と並んで山中温泉を挙げたとか。


メインストリート(ゆげ街道)にはちょうどいい感じで飲食店や骨とう品や、そしてうるし細工のお店が並んでいて、散策するのに楽しい。その通りを抜けると、「こおろぎ橋」という橋があり、マイナスイオンを感じる川(鶴仙渓と呼ぶらしい)が流れている。

橋を抜けて、加賀藩武家書院造だという「無限庵」で緑茶と和菓子をいただく。そのあと、街中に戻って「菊の湯」へ。外観もさることながら中はすっかりリノベーションされてしまっていて、現代風の、どちらかといえばスポーツジムらしさ漂う温泉になってはいたが、気持ちよかった。


もう少し時間があったら、女湯に隣接された「山中座」がみたかった…。週末の15時半から、長唄と温泉小唄として有名らしい「山中節」というものを披露してくれるそうなのだ。ああ、残念…。



仕方ない。山中節は菊の湯がある広場にある仕掛け時計でみるだけ、となりました。

石川2018パート2_能登半島は「まれ」で押す! 

能登半島をドライブすることになった。「のと里山街道」を下って、まずは輪島の朝市へ。干物と輪島塗をはじめとした伝統工芸が交差する不思議な朝市だった。


お店が並ぶ道の一番奥には、重蔵神社の産屋が。柱の周りをまわってお祈りすると演技がいいという話だったが…どうなんだろう。神社の前にあるのとキリシマツツジの美しさが印象に残った。この赤さはなんだか独特の色合いだ。


お昼ご飯は「まつおか」という町のはずれにあるお寿司屋さんらしきお店へ。海鮮どんぶりがおいしかった。



塩サイダーを飲んでいると「塩田」を勧められたので、いくつかある塩田のうちのひとつを訪れた。揚げ浜式製塩という能登独特の手法らしい。塩アイスだとかソフトクリームに色々な味の塩をかけて楽しむなどの、塩にまつわる食べ物が充実していた。塩田は眺めはいいけれど、日当たりがよくないと塩はできないわけだし、大変な仕事だよな…。



白米千枚田も訪問。ゴールデンウィークのため駐車場に車がおさまらないくらい混雑はしていたが、一見の価値あり、だ。実はもう少し緑が増える5月後半あたりがベストともきいた。

有名人が出資した畑もちらほら。

帰りは、岩関連の名所を巡って帰った。能登金剛、と呼ばれる海岸は、岩に関する名所が多いのだ。なかでも「ゼロの焦点」で主人公が身を投げた断崖「ヤセの断崖」は、そのあまりにも切り立った感じに身の毛がよだつ。実際に亡くなった方も多いだろうな。


義経の舟かくし。まあ確かに…隠れるよね。



大きな岩の真ん中に穴があいた巌門。このあたりからみた夕陽は本当に最高だった。

岩以外の観光地としては、世界一長いベンチ…なぜここにこんなものが?という感じだが、磯で波を見つめてぼーっとしたり、風力発電を眺めたり、夕日が沈むのをみつめるのにうってつけのスポットだった。


ところで、NHK朝どら「まれ」は能登を舞台にしていたことを覚えているだろうか。3年くらい前? このドラマは、主人公がパティシエ目指して頑張るぞ!みたいな話だったかと思うが、能登半島は、あちらこちらで「まれ」をいまだにプロモーション材料にしている。きっと朝ドラの地域振興への影響は大きいに違いない。
これは、のと里山街道できける音。路上に刻んである模様が車のタイヤと摩擦をおこすと、まれの主題歌「希空」の音が聞こえてくるというしかけだ。これはすごい。

能登は楽しいぞー。今度は半島を逆から辿るのも、またいいかもね。

マツキ (松㐂/MATSUKI)@中野で自家製パンとワイン


おいしいお店の記録として。看板はこんな感じのお店。普通の住宅街の普通の家という感じです。

先日、ある飲み会の二次会で、中央線仲間に連れて行っていただいたのがこのお店。自然派ワインと自家製ワインを取りそろえていて、おいしかった。

すでに夕食をたくさん食べた後だったので、つまみ程度に頼んだお皿がすでにすごーくおいしくって、ワインがめちゃくちゃ進んでしまった。二次会で来るにはもったいないお店だったな。また来なければ。

石川2018パート2_金沢港、大野からくり記念館、ヤマト糀パークを巡ってから、「ホホホ座」にて一休み。


金沢駅からタクシーで2,300円程度かけて、金沢港エリアに行った。まずは大野からくり記念館にて、金沢市大野町出身の科学者、大野升吉の残した功績や、からくりの仕組みをみる。茶運び人形のデモなんかも置いてあったし、内井昭蔵氏設計の美術館の建物そのものも北前船をイメージしたという、印象的なものだった。コアとなるからくり人形などの展示物の周辺は、からくりを使った知育玩具が多く並んでいるので、子供たちも一日飽きないような場所になっている。


金沢港は決して「美しい」という感じではないが、地元の人が集う趣ある場所、という感じ。地元の人が釣りを楽しむ岸を歩いて、次に向かったのが「ヤマト糀パーク」。おりしも、「春の発酵食まつり」というのを開催しており、糀の魅力を学ぶ良い機会となった。酒粕のホットバスに手を浸すと本当に手がつるつるになるのね。糀付けの焼き鳥とか、醤油味のソフトクリーム+玄米ソフトクリームに醤油をかけて食べたりして、飲み食いを楽しんだ。同社の土産物やさんには、出汁や醤油だけでなく、ハンドクリームや顔パックなど、糀の魅力を存分に知ることができる素敵な場所だった。


帰りはバスで香林坊に戻ろうとしたのだが、その待ち時間にヤマト醤油の方にご紹介いただいたのが、「ホホホ座」。元鉄工所だった場所を改装した、カフェ兼本屋兼地元のおしゃれなお菓子を売るちょっとした売店がついている。京都の名物書店だった「ガケ書房」系列の店舗らしい。カフェや金沢に関する雑誌が自由に読めるようになっているので、ここでのんびりとした時間を過ごすことができた。

ちなみに大野町は古い町並みが点在していることから、「金沢こまちなみ地域」というものに指定されているそうだ。道理で…町並みの整い方が尋常じゃないと思った!

 

石川2018パート2_北陸新幹線かがやきのグランクラスに乗る!

実は新幹線のファーストクラス「グランクラスGranClass」というものが存在することを知った。グリーン車のさらに上級という感じだろうか。
東京駅では、八重洲口にあるグランクラス利用者専用のラウンジがあり、そこでゆったり新幹線の出発を待つことができる。


軽食は和洋の選択肢あり。私は和を選んでみた。こんな感じ。


飲み物はアルコールも含めて飲み放題。私はワインを試してみたが、白、赤ともに国産ワインだった。長野と山梨だったかな。なんだかうれしいね。グランクラスのロゴが入ったオリジナル菓子なども提供される。それだけで特別な気分になれる。

なんといっても椅子のクッションが素晴らしくって…感動した。とくにグリーン車すら乗ったことのない私には感動が大きかったかも。肝心の新幹線の写真を撮り忘れてしまったのだが、新幹線の旅ってゆったりできていいんだなぁ。改めて良さを実感した。

ドイツの若手ヴァイオリニスト、Sandro Royの新作アルバム"Souvenir de Paris"。

1994年生まれのドイツ人ヴァイオリニスト、サンドロ・ロイSandro Roy。Sintiの一家に育ち、クラシックヴァイオリンを学んでいたようだが、ジャズも学んでおり、二十歳前には 自身のバンドでビレリ・ラグレーンBireli Lagreneやストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenbergと共演する経験を有するため、マヌーシュ・ジャズを聴く人なら見かけたことがあるヴァイオリニストではないだろうか。それこそ、ドイツのマヌーシュ・ジャズの世界では、評論家がステファン・グラッペリStéphane Grappelliと比較するレベルのヴァイオリニストであり、地元のテレビにも多数出演している。また、クラシックの世界でも、 五嶋みどりやNigel Kennedy等有名ヴァイオリニストを育てたJens Ellermannに指導を受けたり、13歳でコンクールで受賞の経験もある。もちろん、複数の楽器も演奏できるそうで、ジャズ・ギタリストでもあるという。そんな彼のバックグラウンドが、彼の音楽をより深く魅力的なものにしていったのだろう。
ファーストアルバム"Where I Come From"では、マヌーシュ・ジャズだけでなく、ジョビンの曲からツィゴイネルワイゼンのようなクラシック曲、そして、"A Child is Born"のようなスタンダードジャズナンバーまで、幅広い曲をカバーしていた。

20歳にしてすでに多彩な才能を見せたサンドロが2018年になってリリースしたのが、"Souvenir de Paris"だ。タイトル曲は自分の曲なのかな。ロビー・ラカトシュRoby Lakatos、マルセル・ロフラーMarcel Loefflerが参加していて、なかにはサンドロとロビー・ラカトシュのデュオで演奏している曲も。Sinti出身のピアニスト、ジャーメイン・ランズバーガーJermaine Landsbergerもトリオで参加しているので、マヌーシュ・ジャズ色が強くなっているのかと思いきや、モダンジャズ作品として楽しめるアルバムになっていた。

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ヴァイオリンのサウンドが上品にのっかっていてとてもよい。一聴の価値あり、です。

芊品香@九段下で刀削麺

刀削麺が異様にすき。月々必ず行っている。その、刀削麺が名物のお店に行ってみた。

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お店の名前にある [芊]、が読めなくて少し困る。芋かと思ったが、違うね。せんぴんしゃん、と読む。元々は地元で評判の屋台だったとか。シェフは日本の大手チェーンの招きで来日し、独立したとのこと。

メニュー数は一般の中華より少ない…と感じるが、豆苗の炒め物とか餃子とかどれも量が多くて美味だった。もちろん刀削麺も。

夢中になって食べたので、料理写真はないが、自慢の刀削麺のメニューはこんな感じでした。

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