10月19日まで、「ええやん! 和歌山! 柿キャンペーン」をいうのをやっているらしい。何でも、PRキャラクターとなる柿の名前を応募すれば、贅沢グルメが当たるとか。もっとも、この「当たり」は高級熊野牛などといった柿以外の物産で、「はずれた方へのダブルチャンス」の商品が柿…というのが、何とも哀しいではないか。柿のキャラクターの名前を応募しているんだから、柿関連の商品を「当たり」にすればよかったのに…と切ない気持ちになるのは、私だけだろうか。せっかく柿収穫日本一を誇るらしい和歌山県なのだから、もう少し柿に愛情を注いでやってほしいなぁと思ってしまうのだが。
ところで、柿のキャラクターといえば、もうすでに古参がいる。「ゆるキャラ」の部類になるが、旧西吉野村の「カッキー」である。今は市町村合併で奈良県は五條市に組み込まれたが、旧西吉野村は柿の産地として、柿を核とした観光を実践していたのだ。柿の形をした柿博物館を持っているし、カッキーはもう10年以上も前から、この姿で頑張ってきた。新たなるライバル出現か?
◆柿博物館
http://www.gojo.ne.jp/g-kanko/annai/nisi/kaki_museum/index.html
念のため、柿のキャラクターが他にいないか確認をしてみたら、なんと、鳥取県にも柿のゆるキャラがいることが判明した。「西条カッキー」という名前だ。昨年登場したばかりのキャラクターで、すでにキャラクターソングなどもある。
で、キャラクターソングが、これだ。
五條市のカッキーには、テーマソングなんてなかったのではないか。それどころか、市町村合併のあおりをうけて、2001年に生まれた五條市の新キャラクター「ゴーちゃん」の前に消えそうだ。一番古参で、かつ一番ゆるキャラ風情が漂うカッキーを、ぜひ、ニューフェースの柿キャラクターたちで盛り上げてやってほしい。たとえば、11月に向けて「柿キャラトリオ」でも結成して、柿のプロモーションを合同でやるとか、どうだろう。