- 作者: 加藤昌治
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2003/04/04
- メディア: 単行本
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昔、新しい発想がなかなか出なくて苦しんでいた時分に読んだ「考具」という本がある。このなかで、アイデア発想法として「カラーバス(color bath)」、つまり「色浴び」というものが紹介されていた。朝起きたらターゲット色を1色決めて、その色だけを日常の風景のなかから見つけ出し、なんでその色なのか、デザインはどうなのか、その対象物と自分の関係などをひたすら考えてアイデアを広げようとか、まあそんな方法だったと思う。(ウロオボエ)。
突然、ハロウィン期間は、街中に多くみられるオレンジに注目して、カラーバスを実践してみようと思い立った。
まずは、とっても卑近なところで、William Egglestonの写真集「2 1/4」の表紙。立派な布張り装丁。
結婚式の受付でみかけた、カボチャの置物。
丸の内界隈の街頭にぶらさがっていたカボチャ。
某ハンバーガーショップの店先。チープなデコレーションも形になっている。
タリーズの店先にて。消毒薬が鎮座するのは時節柄だが、脇にたたずむカボチャ君にほのぼの。
たぶん、ハロウィンに頼りすぎて、あまり発想訓練になっていないので、ちょっと視点を変えて。
注意事項の主張には暖色系の色使いが多いなぁ。
でも「専」ってなんだっけ? 色分けの意味不明。
王道のオレンジはポストだが、これは赤というのかな。でも、日本郵便のロゴは確実にオレンジ。緑じゃないのね。
ビル上のクレーン。
吉野家以外に、大好きなこのお店もオレンジ看板だった。
あとは、どうでもいいがこんな看板とか。
オレンジって秋の色でもあるのだ。
新しい発想の源になったかはわからないが、ひとつの色に注目する日々はけっこう楽しかった。