フランスはなぜかサーカスが盛んで、各地にサーカス学校があったりする。パリにも、マレのあたりにCirque d'hiver(シルク・ディベール=冬のサーカス)のテントがあったような。あれって本当に冬しかやっていないのだろうか。
それはともかく。あのCirque d'hiverを運営しているのは、Bouglione(ブーグリオーヌ)家だ。代々サーカス運営に携わる、サーカス一家らしいが、この一家、パリ郊外のシャトゥCHATOUというところにもテントを持っているそうな。そして、この12月、 このサーカス一家の一員であるJoseph Bouglione氏率いるサーカスとLes Moissons du Coeurという(たぶん)メセナ団体が共催で、イベントやったらしい。そのテーマは、« CIRQUE, ART LYRIQUE et JAZZ MANOUCHE » 。Art Lyriqueってオペラと解釈していいのかな。とにかく、それとサーカスとマヌーシュ・ジャズがテーマになっているのがポイントだ。どうしてこんなマニアックな題材を選んだのかとも思ったが、イベント関係者の中にマヌーシュ・ジャズ本を書いていたJean Baptiste TUZET氏を見つけると、まあ納得といえば納得だ。
若手ギタリストのホープ、Swan Bergerも出演していたようだが、映像で見つけたのは、Ninine Garciaの演奏に合わせたサーカス演技の披露だ。
サーカスとともにマヌーシュ・ジャズを聴くというのは、ちょっと目新しいライブ風景だね。音楽と演技、どちらに集中すればよいものか…。