白老町に行って絶対ここに行きたかったのだ。千歳空港から車で1時間くらいの距離にある、アイヌ文化を紹介する博物館だ。白老市街地にあったアイヌの集落をまるまるポロト湖のほとりに移設したらしい。ちなみに、白老という地名は、アイヌ語で「アブの多いところ」という意味らしい。
駐車場では、ムックリの音が大音響で流れていて、ちょっと不思議な感じ。
入口では、大きなコタンコロクル(村長ということらしい)の像が迎えてくれる。
敷地内には北海道犬とヒグマが入った檻(セッ)があり、ここにはソフトバンクの犬として知られるカイくんの子供、ソラくんがいた。爆睡中。
普通の北海道犬もいた。大人気。
一方のヒグマは、みればみるほど恐ろしい。これに襲われたら、一たまりもないよなぁ。何せ厚みが違います。
博物館でひととおりアイヌ文化を学んだ後は、アイヌの芸能を楽しむために、隣の大きな家(チセ)へ。
ノリのよい解説担当は、アイヌ文化全般の話をしてくれた。アイヌ語源の単語として、シシャモやノンノ(花を意味する)を挙げていたのが印象的だった。
次に、歌や踊りのパフォーマンスを楽しんだ。
イフンケと呼ばれる子守唄や、エムシリムセと呼ばれる「剣の舞」、そしてイオマンテリムセというクマ送りの歌など、印象的だった。
なお、チセの上方には、シャケが干してあって、圧巻だ。
ポロト湖は本当に静かで美しく、いつまでもボーっと佇んでいたい、そんな場所でした。