佐渡紀行(3) ~両津から相川へ移動。佐渡金山ってこんな感じなんだ!

朝は両津港をブラブラしてから、佐渡金山を目指すことにした。ただ…直行バスはない。まずは真野のバスターミナルへ行き、そこからバスを乗り換えて行くことになった。何度もバスに乗ることになりそうなので、1日乗車券を購入。バスは長旅仕様になっていた。右に物置用のトレイがあるってなんだか新鮮。

まずは相川郷土博物館にやってきた。金山に関連した道具もたくさんあったのだが、やっぱりここで一番印象に残ったのは、遊女の話かな…。遊郭の様子も再現されているし、駆け落ちした遊女と鉱夫の話なども書かれており、心に残るものがあった。


佐渡金山にも行ってみた。手掘りの坑道である「宗太夫坑」と近代の坑道である「道遊坑」。両方行ったけれども、まあ宗太夫だけで満腹な感じだ。自動でしゃべりながら動く人形たちがちょっとTDLの「カリブの海賊」を彷彿とさせる…。なんでこんな仕組みを採用してしまったのか。まあでも金脈を当てたときのセレモニーの様子は、よく再現されていた。

見学しているだけで、この金山が如何に地下湧水に苦しめられ、水を外にくみ出す、あるいは流すための技術開発をしてきたのか、よくわかった。名残惜しいが、だからって金の延べ棒やら金のアクセサリーをここで買おうという気にはならなかったが…。


ちなみに、バスターミナルのある真野も少し散策した。せっかくなので真野鶴を作っている尾畑酒造や、そこかしこにある神社にも…。それにしても佐渡にある神社の数には驚く。そして大部分はけっこうな勢いで朽ちている…。きっと金山のあった最盛期は、人口も多くて町はさぞ賑わっていたんだろうなぁ…。


宿泊先は、「かぶせ温泉 ホテル 相川やまき」へ。何もないが、目の前は海だ。夕日を眺めながらしばしぼんやり。

旅館の食事はお刺身三昧だったが、デザートにあの「おけさ柿」が! タネがないあまーい柿。佐渡でおけさ柿を食べれるなんてなんだかうれしい。

夜はおなじみ、佐渡おけさショーで幕を閉じた。


佐渡おけさ、だんだん覚えてきたぞ。
こちらは地元の相川音頭。