音楽職人Gustavo Figueiredoがブラジルジャズの魅力を引き出す ジャズトリオ。

ブラジル、ミナス・ジェライスといえば、私の中ではギタリストのトニーニョ・オルタToninho Hortaが思い浮かび、いい音楽のイメージが生まれる。ミナス出身のピアニストの作品だといわれれば、買うしかないでしょう。というわけで、試聴の上ディスクユニオンでGustavo Figueiredo Trioグスタヴォ・フィゲイレド・トリオを購入。サンバジャズっぽかったけど、曲はミルトン・ナシメントの"Canção do Sal"以外は全部オリジナルだという。乾いた録音の音も好き。

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リーダーのGustavo Figueiredoはマルチな才能を持つピアニストで、1981年ベロオリゾンチ生まれ。様々な楽器をやりつつも、1998年にはゴスペルのバックバンドに、そして、1999年からフリーランスのような形で音楽活動を始めたという。オリジナルの"Brasil Fest"という曲が素晴らしい。往年のサンバジャズトリオが演奏していてもおかしくないような曲だと思う。

こちらは、ミルトン・ナシメントのアレンジだ。お洒落に仕上がっている。

ドラムのマルシオバイーアMarcio Bahiaとベースのパブロ・ソウザPablo Souzこのトリオのメンバーで活動しだしたのは、2012年頃かららしい。2008年にはSavassi Jazz Festivalというフェスにてトニーニョ・オルタとの共演歴もあり。ミナスのミュージシャンとして認められるには、トニーニョと共演しておかないと…と勝手に考えていたので、安心。