スペインのイベント"Django L'H"に出演した、フランスの豪華マヌーシュ・ジャズミュージシャンのライブ映像

今年で6回目となる、スペインのギタリスト、アルベルト・ベーリョAlbert Belloがスペインのバルセロナエリアで開催するジャズフェスティバル"Festival Django L'H"のことは、先日こちらで取り上げたところだ。
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今年はギタリストはストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenberg、ホノ・ウィンテルステインHono Wintersteinとブラディ・ウィンテルステインBrady Winterstain親子、アドリアン・モワニャールAdrien Moignard、サムソン・シュミットSamson Schmitt、バイオリンのマーティン・ワイスMartin Weiss、ベースのウィリアム・ブリュナールWilliam Brunard、アコーディオンのマルセル・ロフラーMarcel Loefflerなどが出演したようなのだが、その動画がぼちぼち公開され始めた。

こちらは、ウィンテルステインWinterstein親子による演奏、ベースはウィリアム・ブリュナールWilliam Brunard。

…と思ったら、親子が休憩か。アコーディオンの旋律でBluesetteを聴かせるのは、マルセル・ロフラーMarcel Loeffler。サムソン・シュミットSamson Schmittも加わっているな。

と思ったら親子が復帰。この5名でHono Winterstein Projectなのかな。

こちらは、今回のDjango L'Hに参加したもう一つの有名グループだ。ストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenberg、アドリアン・モワニャールAdrien Moignard、それにベースのウィリアムだ。

ベースは両方のバンドの掛け持ちだったのね。ウィリアム・ブリュナールは、ベテランギタリストに好まれる実力派ということか。

花火で有名な大曲。駅の発車メロディは「秋田おばこ節」!!


秋田新幹線で「大曲」で降りると、駅の発車メロディがユニークで驚く。篠笛吹きなら「これ、何かの民謡でしょ」というくらいは気がつくはずだ。

何だろう…と思って探してみたら、駅の中に答えを見つけた。「秋田おばこ節」という曲のイントロらしい。

秋田おばこ節の「おばこ」は娘とか少女を指す秋田方言だそうで、おばこ、つまり娘に話しかける形式の歌をさす。大曲はかつて独立した市だったのが、2005年に市町村合併で大仙市になった。この大仙市がおばこ節発祥の地だということで、毎年6月に「秋田おばこ節全国大会」が開催されているくらいこの曲が積極的にプロモーションされているらしい。

「おばこ節」を全国区にした仕掛け人は、仙北郡神代村に住む笛の名人・笛王斉だったという。もともと山形県で歌われていた「おばこ」を秋田の各地域でアレンジして歌われていた「仙北おばこ」をベースに編曲した笛王斉は、新しい節回しを娘の佐藤貞子に歌わせた。彼女はこの「秋田おばこ節」で全国の民謡コンテストに出場し優勝。全国行脚して「秋田おばこ節」の知名度向上に貢献したという。

笛吹きが深くアレンジにかかわった曲と知ると、また曲の聴き方が変わる。ただ、発車ベルがこの曲のどの部分を切り出しているのか、いまいちわからないな、と思いつつ…。

炙り味噌らーめん 麺匠 真武咲弥(しぶさきや)


道玄坂の上の方にあって、いつも気になっていたラーメン屋にとうとう入ることができた。味噌が有名みたいなので当然味噌ラーメンにしようと思ったのだが…まさかのパクチー味噌ラーメンがあるではないか! パクチー好きとしてはこれを頼まないわけにはいかない。クーポンで半熟卵もつけて、オーダーした。1,000円しないくらいのお値段だったかな。チャーシューの上のショウガがのっているのが、個人的にはうれしい限りだ。

机の上には四川山椒とかガラムマサラが置いてあって、適当に入れながら食べよ…ということだったのだろうが、パクチーと味噌ラーメンの絶妙な組み合わせが良くって、追加調味料は入れずに食べきってしまった。スープはかなり分厚い油の膜がはっていたので、後に摂取されるであろうカロリーが怖くて、飲み干すことはできなかった。太いちぢれ麺って味噌スープに会うから好きだ。パクチーも丁寧にみじん切りになっていたので、麺に絡みやすくてよかった。
今度は卓上調味料とともに試してみなきゃ。

30回目開催記念。ナントのジャズフェス、"Les Rendez-vous de l'Erdre"にはあのマヌーシュ・ジャズデュオが登場

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毎年夏の終わりの8月末頃に4日間開催される、フランスのナントのジャズフェス、"Les Rendez-vous de l'Erdre"。ロワール川の支流、エルドル川沿いの6都市(Nantes, Carquefou, La Chapelle-sur-Erdre, Sucé-sur-Erdre, Petit Mars et Nort-sur-Erdre)にて、この4日間で110ものライブが開催されるというのだから、なかなかの規模だと思う。
30回目の開催となった今年は、マヌーシュ・ジャズ界からアドリアン・モワニャールAdrien Moignardとロッキー・グリセットRocky Gresset のギターデュオが登場したようだ。

もちろんマヌーシュ・ジャズだけでなく、ジャズの有名アーティストも出演している。たとえばトランペットのニコラ・フォルメールNicolas Formerも…こちらは動画でフルライブが楽しめる。

ジャズ好きなら行って損はないフェス。夏休みにフランスに行く機会があれば、ぜひ足をのばしてみたいものだ。2017年は8月31日~9月3日の開催予定。

去年の本フェスの模様は、こちらのブログポストからどうぞ。
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ドイツの不動産団体が仕掛けるマヌーシュ・ジャズプロジェクト、"Jazz Club Hannover by Gartenheim"

ドイツのハノーバーを拠点とする不動産団体"Wohnungsgenossenschaft Gartenheim"。
Gartenheimという会社名かと思っていたのだが、 WohnungsgenossenschaftはGoogle翻訳をかけるとHousing cooperativeということなので、不動産組合とでもいうほうがいいのだろうか。 この団体が、ドイツのマヌーシュ・ジャズギタリスト、ヨチョ・ステファンJoscho Stephanと出会って立ち上げた、マヌーシュ・ジャズを楽しむプロジェクト"SwinGH"のことは、以前こちらのブログで紹介した。
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今年もどうやらこのプロジェクトによるライブイベント、"Jazz Club Hannover by Gartenheim"は続行した模様だ。今年はフィンランドのギタリスト、オッリ・ソイッケリOlli Soikkeliと、ドイツのシュトゥットガルト出身ベーシスト、ステファン・ベルガーStefan Bergerを迎えて、トリオでの出演となった。

ライブ動画がすでにアップされているのが、うれしい限り。ドイツの不動産団体にお世話になることはこれからもなかなかなさそうだが、これからもぜひ、ヨショの才能を支え、マヌーシュ・ジャズを盛り上げてほしい。

UBU Cafe@新宿ルミネエスト8Fでパクチーコース


ルミネエスト8Fのレストラン街「ナナハチダイナー」にいった。どちらかといえばポップな雰囲気でスイーツ三昧。明らかに20代をターゲットにしたようなフロアつくりにみえる。来た場所間違えたか…と思ったが、ここにすばらしいカフェを発見した。インドネシア、バリ島をコンセプトにしたであろう、UBU Cafeだ。
なぜここを選んだか。なぜならパクチーコースがあったから。えびトースト、トムヤムクンパクチー入りの生春巻き、フライドポテト、最後のチャーハンはプラス300円でパクチーチャーハンにしてもらって、もちろん追加パクチーもつけて2,000円のコースだ。飲み放題が1,000円だったかな。
つまり、3,500円ほどでパクチーを満喫できる、というわけ。

いわゆるカフェご飯でさっくりとパクチーが楽しみたいなら、お勧めです。

ギターフェスから引っ張りだこ、ラファエル・ファイスRaphaël Fays。

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フランスはサントル地域圏にあるイスーダンというところで、1989年から行われているギタージャズフェスティバル、Festival Guitare Issoudunは、毎年10月~11月に行われている。ギターを中心に展開するフェスだと、マヌーシュ・ジャズに出逢える確率が高いのでチェックするようにしているのだが、最近すっかりチェックを忘れていた。
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このフェス、かつてはクリスチャン・エスクーデChristian Escoudéにラファエル・ファイスRaphaël Faysにビレリ・ラグレーンBiréli Lagrene、アントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyerがカルテット、クリストフ・ラルティユーChristophe Lartilleux、サミー・ドーサSamy Daussatが出ていた実績がある。今年の出演者もラファエル・ファイスRaphaël Faysだったようなのだが…唯一あるのはアーティスト全員でギターを演奏しているこのライブ動画くらいか。

ちなみに、ラファエル・ファイスの去年の出演風景はこちら。


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パリからTGVで一時間足らずいったところにある、ロワール川ほとりの街ヴァンドームVendôme。ここでは、今年で19回目の開催となった、"Festival de guitare de Vendôme"が7月に開催されていたようだが、ここでもファイスが出演したようだ。
ダンサーもついたパフォーマンスで、ちょっとフラメンコの色が濃い演奏だ。

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ラファエル・ファイスは、フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏のヴィルールバンヌVilleurbanneで行われた、第28回目のギターフェス、Festival "Les Guitares"にも出演したらしい。このフェスに出てくるギターのジャンルとして、ロック、クラシック、ブルース、シャンソン、フォーク、ポップ、ジャズ、そしてワールドミュージック(Musiques du Monde)とあるのだが、ファイスはフラメンコギターの名手でもあるので、ジャズとワールドミュージックのはざまでギターフェスに多数出演しているのかもしれないなぁ。