パリ18区、クリニャンクールとサン・トゥアン(St-Ouen)の蚤の市の間あたりに、「ジャンゴ・ラインハルト広場」と命名された広場が誕生したらしい。フランスって、あちらこちらの広場や通りに歴代大統領やアーティスト等の有名人の名前が付いているではないか。なのに、ジャンゴの名前の広場などがなかったことが、むしろ驚きだ。
1月22日に行われた式典には、パリ市18区区長のヴァイヤン(Daniel Vaillant)氏、パリ市長ドラノエ(Bertrand Delanoë)氏、文化大臣のミッテラン(Frédéric Mitterrand)氏が序幕式を実施、懐かしのジョスパン(Lionel Jospin)元首相や、Canal+の人気番組"Guignol d'Info"の作者だったBruno Gaccio氏なども来場するなど、にぎわったそうな。
まあでも何といっても羨ましいのは、この日のために結成されたマヌーシュ・ジャズオーケストラによる演奏ではないか。報道では、露天商にしてマヌーシュ・ジャズの演奏も聴けるビストロLa chope des PucesのオーナーでもあるMarcel Campion氏やNinine Garciaなどもギター演奏に加わったとか。この時演奏された、Ninine Garcia作曲の"inaccessible"が本当に美しい。すっかり聴き惚れてしまった。この切ない感じはなんだろう。だから大好きなのだ、マヌーシュ・ジャズ。