昨年12月にリリースされた、Ninine Garciaのアルバムに、"Heritages"がある。
Ninine Garciaは、パリ郊外 St-Ouen(サン=トゥアン)にある、「マヌーシュ・ギターの寺」と呼ばれるライブハウス、La Chope des Pucesの守護神であるといわれているらしい。そこまで言われてるギタリストのニニンが、ジャンゴ・ラインハルトのスタイルを踏襲しつつも、Wes MongomeryやGeroge Bensonといったジャズギターにもインスパイアされて作ったのがこのアルバム"Heritages"だ。リリースされたのは昨年の12月頃だろうか、特筆すべきは豪華ゲストだと思う。
ニニン以外のギタリストは、いつも共演しているRocky Garcia以外に、言わずと知れたトマ・デュトゥロンThomas Dutronc、サンセヴェリーノStéphane Sansévérino、ノエ・ラインハルト Noé Reinhardt、ヴァイオリンはエヴァ・スロンゴEva Slongoも参加している! でも個人的に「おおっ」と思ったのが、歌手のリアヌ・フォーリー Liane Folyが参加していたことだ。少なくとも90年代にはフランスで大人気だった歌手が、なぜニニンと接点があるんだろう…ちょっと不思議だなぁと思う。
さて、このアルバムの完成を祝い、昨年パリのライブハウス、Le Bal Blometで開催されたライブの様子が動画で公開されていた。
なんだこの贅沢なラインナップは! 週末愉しむのにぴったりのフルライブ映像だ。