Mélanie DAHAN au Duc des Lombards

メラニー・ダーン(Melanie DAHAN)は、フランス語本来の音を損うことなく、とても美しく響かせることができる、シャンソン歌手だ。彼女の存在は、既知のピアニスト、Giovanni Mirabassi(ジョヴァンニ・ミラバッシ)が伴奏していることから知った。当然、メラニーのこのCDにも、ミラバッシが伴奏者として参加している。

La Princesse Et Les Croque

La Princesse Et Les Croque

さて、フランス語好きな人のためのPodcast番組Chocolatで、最近までエンディングテーマでメラニー・ダーン(Melanie DAHAN)の曲が流れていた。でも、実はメラニーが歌い始める前、ピアノの伴奏でピンときてしまった。「あれ? これ、ミラバッシじゃないの」と。
http://fr-chocolat.com/

ミラバッシを聴きはじめてはや5年以上。それなりに耳が覚えてしまっているらしく、伴奏のフレーズを聴いただけでそれがミラバッシの紡ぐフレーズだとわかってしまったのだった。これぞ「ミラバッシ節」であり、彼の個性なのだろう。

そういえば、この二人、それぞれのライブを観たことはあるが、共演シーンはまだ観ていないなぁと思っていたら、パリのジャズクラブ、デュック・デ・ロンバール(Duc des Lombards)が、YouTubeに二人の共演シーンをアップしていた。ありがたいことだ。

<追記>
ちなみに、この曲は、エディット・ピアフジュリエット・グレコが歌った、シャルル・アズナブールの曲"Je hais les dimanches(日曜日はキライ"だ。いわばシャンソンの名曲だが、ちょっとアレンジを変えるだけで、こんなに洗練された印象になるという好例だと思う。