音楽家として、またジャーナリストとしても活躍するArièle Butauxがホストとして色々なミュージシャンを迎えるというRadio Franceの公開録音番組に、Giovanni Mirabassi(ジョバンニ・ミラバッシ)が迎えられた。
メンバー
Nicolas Bacchus (chant et guitare)
Nicola Sergio (piano jazz)
Mélanie Bidal (violoncelle)
Marc Berthoumieux (accordéon)
Francis Arnaud (batterie)
Mauro Gargano (contrebasse)
このメンバーに、ミラバッシがうまく絡んでいく構成だ。トリオもいつもと全くメンバーが異なるため、CDで聴くのとはまた違った雰囲気。ソロもあれば、ボーカルNicolas Bacchusとの共演(ミラバッシは彼のアルバムでも、伴奏を務めているらしい)、Marc Berthoumieuxのアコーディオンとのデュオでマイケル・ジャクソンの"Human Nature"を演奏したりしている。"Chant des partisans"のソロは、古いミラバッシファンがとくに楽しめるのでは。
トリオの活躍が著しいミラバッシなので、これらの試みは一見、新しいことのようにも思える。が、ソロも、アコーディオンのデュオも、ボーカルの伴奏も、いずれもミラバッシが経験したキャリアに含まれているため、実は彼を最大限に引き立てるために用意された共演者である、ともいえるかもしれない。
インタビューでは、今回の新作がなぜBlue Note Tokyoで行われたかとの質問について、当時のトリオのメンバーに「前年に一番好きだったライブハウスは?」という質問の回答を紙に書いてもらったところ、全員が同じ意見だったためだという。
また、パリでアルド・チッコリーニにピアノを習ったミラバッシだが、習い始めて1年目、バッハやブラームスを学んだとか。また、ジャズピアニストにクラシックすぎる要素はいらないと、「ショパンはロマンチックすぎる」と、1年目に弾くことを禁じられたというエピソードを語っていた。
リンクは、1/23から30日間有効だ。ミラバッシの新たな魅力を堪能できること請け合いだ。以下のリンクに出てくる「プレイ」マークをクリック。
http://sites.radiofrance.fr/francemusique/_c/php/emission/popupMP3.php?e=80000066&d=420002413