オリジナル曲に重点を置いたマヌーシュ・ジャズ・グループ MICHTOLOGY ミシュトロジー

"Michto"というのは、たしかロマニ語で「よい」あるいは「素晴らしい」というような意味だったような気がする。それをバンド名に取り入れたバンドを見つけた。2009年6月に結成された、「ミシュトロジーMichtology」だ。イヴァン・ゴルリエIvan Gorlierとグレゴリー・オベールGrégory Aubert (g)、ニコラ・ガヴォットNicolas Gavotto (g)、そしてマーク・ドゥ・ソーザMarc de Sousa(b)の4人組。もちろん、音楽のベースはジャンゴ・ラインハルトステファン・グラッペリだったりするのだが、Romaneの楽曲などもたしなむとか。ただし、ただ先人をコピーするだけでなく、オリジナル曲にも重点を置いているとか。今時、ミュージシャンとしての気概を以てアルバムを2枚も出しているところに感心した。今のところ、ライブ活動拠点がフランス東部のヴァランスValanceが多いので、たぶんそのあたりが出身なのではないかとみているがどうだろうか。

このティザーに使われている曲は2曲ともメンバーのオリジナルなのだが、マヌーシュ・ジャズのお作法を守った至極まっとうな、でも古臭さはない、素晴らしいオリジナル曲だと思う。ぜひ、広いエリアで活躍してほしいものです。