トルコから見たユーラシア―経済連携を中心に (ユーラシア・ブックレット)
- 作者: 長場紘
- 出版社/メーカー: 東洋書店
- 発売日: 2010/06
- メディア: 単行本
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私、なんでこんなしぶい本買ったんだっけか。
よく見たら、サブタイトルに「経済連携を中心に」とあったが、その通り、歴史は10Pくらいでカバーしており、大部分はロシアや●●スタン系中央アジアとの関係や、石油・天然ガス開発状況、パイプライン敷設の話など、現代トルコの経済にまつわる話が中心だった。
興味深い点としては、案外強烈な単一民族国家イデオロギーがあり、トルコ人しか認めていないのもかかわらず、実際4割近くはアラブ人、ギリシャ人、クルド人、アルメニア人などが共存している国だということ。そりゃ、オスマン帝国の栄華と影響力を考えれば当然という気がする。
今のトルコ経済を知るにはお勧めだが、旅行前に読む類の本ではないね。