Gretchen Parlato "The Lost and Found"

Lost & Found

Lost & Found


普段、英語圏のボーカルものはほとんど聴かない私だが、デビューアルバム以来、グレッチェン・パーラトが大好きだ。彼女のアルバムはなめるように聴いている。いわゆる洋楽のカバーやボサノヴァ、しかもジョビンだけでなく、Djavanのような渋いアーティストをカバーしてくるところも、私にとってはかなりツボである。
先日発売されたパーラトの"The lost and Found"も聴きまくっている。今回は、あのRobert Glasperがプロデューサーだけあって、心なしかビートのきかせ方など「今風」度合いが高まっていると思ったのだが、どうだろうか。
今回の洋楽カバーであるSimply Redの"Holding Back the Years"はやっぱり原曲に軍配を上げてしまうけれど(すみません)、アルバム参加者によるオリジナル曲はどれも良い。なかでもWinter WindやStill、Circlingはかなり気にいって聴きまくっている。
Alan HamptonとParlatoのデュエット曲"Still"は、ハンプトンの奏でるアコギとのからみと、曲そのものの浮遊感が好きで、繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し…おっといけない。好きなものばかり聴いちゃういつもの悪いクセが、また出てしまった。