お気に入りのマヌーシュ・ジャズ情報サイトDjangostationが、とうとう動画をアップするようになったらしい。というわけで、たまたま観たのがこの動画だ。
手前の少年は、アントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyer、13歳のギタリストだ。今年のジャンゴ・フェスティバルでは、お父様であるセバスチャンSebastien Boyer氏とのユニット Esmerald’ Jazzの一員として、今年のフェスに出演していた。
一方、バイオリンを弾いている少女は、14歳のバイオリニスト、デイジー・カストロDaisy Castroだ。米国メリーランド州出身で、6歳からバイオリンをはじめると同時にフランスに赴き、ジプシージャズに刺激を受けたそうだ。13歳でソロアルバムも出すとともに、家族とともに結成した"The Infidel Castros"というバンドのメンバーとしてもアルバムを出しているとか。
このデイジーは、昨年のジャンゴ・フェスティバルで注目を集めたとかで、今年は、ゲストとしてアントワーヌと共演したらしい。13歳と14歳でこの堂々たる弾きっぷりは、注目されて当然だなぁと思う。音楽一家育ちのなせる業だろうか。昼間のセッションでは、心なしかアントワーヌに譲り気味だが、夜のセッションではデイジー嬢もなかなかのシェアを勝ち取っているのではないか。アントワーヌが演奏に専念しすぎてなのか、はたまた照れくさいからなのか、ほとんどデイジーの方をみないところが、思春期っぽくてツボです。
