- 作者: 菊地成孔
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2010/01/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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かなりマニアックな映画音楽本。映画批評本は数多あれd、サントラとの関係を考察した本はなかなかないので、思わず買ってしまった。冒頭にあった松本人志映画の批評はあまり好きではなかったのだが、読み進めていくとなかなかおもしろい。とくに、ゴダール映画の話やそのサントラについて(意図的に突然切る音の使い方など)の考察はおもしろかった。
最後まで読み進めて、ゴダール映画以外には、リズ・テイラー主演のButterfield 8に興味が出た。On Green Dolphin Streetの作曲者Bronislaw Kaperが音楽を担当しているそうなのだ。
あとは、ジャズ・メッセンジャーズがサントラを担当しているDes Femmes Disparaissent(殺られる)とか、ポーランドの作曲家Krzysztof Komedaがサントラを担当しているThe knife in the Water(水の中のナイフ)などは、音楽を意識して観てみたいと思った。
ジャズが使われている映画は「死刑台のエレベーター」くらいしか知らなかったので、興味がぐぐっと広がった。
さっそくサントラ発見。かっこいいなぁ。