パリ発のボーカル付きマヌーシュ・ジャズグループ。ストゥルベール・スウィングStruber Swing

週に一回程度、パリのジャズクラブSunside/Sunsetからメルマガが来る。これには、向こう二週間の出演者スケジュールが並んでおり、これをぼんやり眺めながら、「ライブ行きたいなぁ」なんて思っているわけだ。
さて。マヌーシュ・ジャズがここに並ぶ割合なんて、微々たるものなのだが、今日は気になる名前を見つけた。"STRUBER SWING"、普通に読めば、「ストゥルベール・スウィング」という感じかな。2010年に1月にファーストアルバム、そして近々セカンドアルバム"Quasimodo"を出すらしい、Jean Baptiste Struber(g), Rodolphe Baziere(g), Fabricio Nicolas(b), Guillaume Singer(vl), Larry Browne(vo,tp)の5人組だ。2012年1月16日にSunsideでライブをやるらしく、紹介されていた。
さっそく聴いてみたが、「ジャンゴ・ラインハルトのサウンドをベースに、スタンダード・ジャズを自己解釈」という感じかな。
すでにSunsetでライブやっていて、その映像をご覧いただくと、わかるかな。


個人的には、英語ボーカルものってそんなに好きではないのだけれども、このラリー氏のボーカルは、けっこう彩があって、なぜか飽きさせない。プロフィールにトランペットを吹くようなことが書いてあるが、"On the Green Dolphin Street"の映像を観る限りでは、「声でトランペットを演奏する」ということなのだろうか。
Barbadosでは、スキャットを展開するし、

Indifférenceでは、母国語であろうフランス語でも歌う。

一番好きなのは、この変速拍子"Waltz for Debby"だ。マヌーシュ・ジャズで演奏するよさが出ていると思うのだが、どうだろう。