昨年、Mito Loefflerが亡くなったことを契機にはじまった、表題のジャズフェスティバル。Mitoの出身地である、アルザス地方、オ=ラン県ツィリスハイムZillisheimでは、今年も6月13~15日まで、フェスが開催されたことを知った。
Festival Jazz Manouche de Zillisheim 〜Mito Loefflerを偲んで - 空間Annex
R.I.P. Mito Loeffler! ミト・ロフラーが逝去 - 空間Annex
なかなか二回目以降のフェスティバルが開催できていないイベントもあるなか、無事第二回が開催できたとは、喜ばしい。
この期間中、 "Les Fils du Vent" を放映したり、Loefflerの親族以外にもStochelo Rosenbergや Billy Weissもライブをやったらしい。
当然ながらLoeffler一家が大集合したようで、その模様がCultureboxという番組で紹介されていた。Mitoの息子Flecoは4歳にギターをはじめて、お父様であるMitoからの厳しい指導を受けて今に至るとか。
Yorgui LoefflerはたぶんMitoの遠戚か何かなのだろうか。アルザス地方のこの手の音楽ではリーダー的存在であろう彼と、その息子Magnioのギター練習風景も放映されているが、これがなんと、楽譜などもなく、耳と実践で覚えるという、いわゆる「口伝」方式であった。
楽譜もなく、ひたすら実演で学ぶ息子Magnio。やっぱり目指すところはジャンゴ・ラインハルトなんだなぁ。
当日のライブ風景を紹介する動画も結構な本数発見したが、会場はなかなか盛況のようで、何よりだ。オフィシャルFBによると、期間中トータルで2,700人ほどの観客が集まったそう。
来年の開催は決定でしょう!
ちなみに、地元ラジオ局でもこのフェスのことを紹介しているので、フランス語ができる方はこちらもオススメだ。フェスの主催者の想いや、Mitoのお母様の話も聴くことができる。