Django Reinhardt、1957年制作のドキュメンタリー

パリ生まれの脚本家兼映画監督、ポール・パヴィオPaul Paviotによる短編ドキュメンタりーが動画サイトで観られるようになった。どうやらナレーションの担当はあのイブ・モンタンYves Montandらしい。
時は1953年、43歳のジャンゴ・ラインハルトが、コンサートを終えてサモワ・シュール・セーヌに帰っていく…そんな風景から始まるドキュメンタリー映画だ。家に帰るとジャンゴはすぐに寝ることはなく、朝のサモワの水辺を散歩して回ったとか。晩年のサント=マリー=ド=ラ=メールの黒サラ(ロマの守護聖人)の祭りのこそ行かなかったものの、信仰にはあつい人だった。ジャンゴ・ラインハルトにまつわる話とともに、貴重な写真やロマ文化の映像が展開される。
ドキュメンタリーの最後、ジャンゴの弟であるジョセフ・ラインハルトJoseph Reinhardtやステファン・グラッペリStephane Grappelli、そして、アンリ・クロラHenri Crollaあたりが参加してのライブが印象に残る。そして。ジャン・コクトーJean Cocteauによるジャンゴ追悼の言葉も。