篠笛に関する覚書

ある篠笛メーカーのカタログがいろいろ勉強になるので、自分のためにここにメモしておきたいと思う。何せ、篠笛の管の中に微妙な凸凹が必要な理由について、かの有名なフルート奏者、ジャン=ピエール・ランパルJean-Pierre Rampalの名前を出してくるんだもの、思わず読んでしまうというものだ。

カタログによれば、ランパルは「シーム管」といわれる、薄い銀の板を職人さんがハンマーで何度も打つことで管の形状にしていくという、非常に手の込んだ製法とんことだ。そして、今はほとんどすたれているシーム管をランパルが愛用した理由として、管内の微妙な凸凹が豊かな倍音を作り出すから、ということがあったらしい。
この篠笛メーカーさんもこの「シーム管」のような形で人為的に凹凸を作っているので、音の抜けや倍音も作り出せますよ、ということらしい。また、よい笛は3キロ先まで聞こえるといわれるらしいが、そんな遠くまで響くような音もこの笛じゃ実現できるというではないか。うわぁこのメーカーさんの篠笛がほしくなってきた!

笛の宣伝ばかりでなく、篠笛に関するより実用的な情報もカタログに記載されていた。
たとえば…唄用と囃子用(古典用)の違い。篠笛やっていれば、唄用が洋楽器と合わせやすい程度にドレミ音階に調律されていることは知っているが、囃子用は地域によって違いがあって、たとえば東京の神田囃子洋の笛は6本=B♭だが、埼玉や栃木の囃子笛の6本は、半音高いBらしい。
なるほど~勉強になりました。さっそく聴き比べてみようかな。