いろいろ気になる。ドラド・シュミットの未公開オリジナルソング?

ギタリスト、サミー・ドーサSamy Daussatのチャンネルをみていたら、偶然この映像に行き当たった。

本動画をアップしているサミー・ドーサが、単に"Nice Song"やら"unknown song"としか説明していないところをみると、未公開のオリジナル曲なのではないかと類推しているがどうなのだろうか。気になってしまう。
この動画の音源であろうカセットテープのインデックスをみると、タイトルは"Divers Guitariste(さまざまなギタリスト)"とあり、実際に曲名にはふれられていないが、いろいろな有名ギタリストの名前が垣間見られる。ビレリ・ラグレーンBireli Lagreneにチャボロ・シュミットTchavolo Schmitt、セルジュ・クリーフSerge Krief、ジャンゴ・ラインハルトの弟であるジョセフ・ラインハルトJoseph Reinhardtなど。
この曲は素晴らしいが、他の音源も聴いてみたいと思ってしまうのは私だけではないだろう。もっとも、カセットテープを聴くプレイヤーはもはや家にはないが…。
ちなみに、この曲の共演者として名を連ねている、トロベリ・シュミットTraubeli Shmittという人も気になる。なぜなら、どう調べても、Traubeliという名前のギタリストは見つからず、代わりにドイツのギタリスト、トロベリ・ワイスTraubli Weiss(Traubli/Traubeli2種類のスペルが見つかる)ばかりが検索に上がってくるからだ。
こんな珍しい名前の人がマヌーシュ・ジャズのギタリストとして2人も活躍するだろうか。すると、このインデックスの情報が間違いか?という気もする一方で、フランスのマヌーシュとドイツのシンティがわざわざ共演することはあるのか?というような疑問があって結局のところは謎であった。
トロベリ・シュミットというギタリストは本当に存在するのか、気になるところだ。