飛行機の機内誌でこのお店のことを知り、そのカラフルな餃子への純粋な興味から、行ってみたいと思っていた。ベジタリアンの人も楽しめる仕様の餃子を提供してくれるという。6席しかないのに当日のお昼に電話して予約取れるなんて、奇跡。きいてみるものです。
お店は、台湾系のご主人が運営しているらしい。そして、給仕の人も一人だけ。ウナギの寝床みたいに狭い店内なので、大きな荷物の持ち込みは控えたほうがよい感じだ。餃子はこんなに種類があってちょっと戸惑う。
が、お店の人がほぼ「カラフル如意餃子」なのかな、とにかく盛り合わせお任せ10個をお勧めしてくるので、それにのってみることにする。この日私と同じ時間帯に店内にいた方々はもれなくこのお任せを注文していた模様だ。
水餃子かと思いきや、焼き餃子なのはちょっと意外。ちょっと問題があるとすれば、お店の方が餃子の中身をきちんと説明するヒマがなく忙しくしているため、正確なあんがよくわからなかったことか。たまに「なす」とか「えび」とか教えてくれるので、それでよしとしよう。次回は、ちゃんと中身がわかる状態で注文しようと思う。
一人10個も食べればまぁまぁ満腹になるので、餃子以外のものを頼むことにした。これも基本、自分が欲しいものはたいてい品切れで、お店の人のお勧めに従うことになった。自家製の梅が入った豚バラと、いか団子のスープ。とくにこのいかすみ団子のスープはとてもあっさりしている上に、団子はぷりっぷりで本当に美味でした。
ちなみにここのお茶サワーは、葉っぱから淹れているお茶で、しかも、ラベンダーやきんもくせい等がブレンドされた台湾高山茶だ。これまたおいしい! お茶の葉っぱを買わずに戻ってきたことを後悔している。